ヌナの事が好きだなんて言えないんです。 ［ JK ］

Ep.28 ページ28

YG「 さっきテヒョナ、どっか行ったけど」





騒がしさが消えたのはテヒョンが楽屋を出たからだ


他のみんなは寝てるかスマホを確認しているかのどっちか



YG「 彼女なんだろ？ 怒ってこいよ 」






「 トイレかもしれないよ 」






YG「 どーだか」







ユンギさんはメンバーのことをよく分かっていると思う


よく観察しているし、ダンスのミスも的確に指摘してる



感情は出さないけど心の中で誰よりも心配しているし頼れる存在なんだと思う







口数は少ないけど少ない言葉の中で伝わってくる









JK「 ユンギヒョン、テヒョニヒョンが帰って来ません 」



グクがユンギさんにそう言った





YG「 そっか、リハーサルもうすぐ始まるし見つけ出して呼んで来てよ 」








何故かテヒョンの迎えをグクに行かそうとしてる






普通のことなんだけど





みんな今日変だからなんか胸騒ぎがする















YG「 Aと一緒に 」









ほらね









JK「 行きましょうか 」






私の手を引いて楽屋を出ようとするグク






「 待って！まだみんなのメイクしなくちゃいけないし、ユンギさんのメイクだって終わってないし 」






YG「 別に、ヨナヌナ来てくれてるし」









ヨナヌナとはもう1人のメイクさん








普段はいないんだけど、カムバが来たり忙しくなったりすると来てくれるベテランメイクさん









YG「 行ってこいよ 」









ユンギさんは何がしたいの？





今私を行かせてどうさせたいの？









JK「 ヌナ早く 」









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