ヌナの事が好きだなんて言えないんです。 ［ JK ］

Ep.22 ページ22

TH「 やっと俺の番だー！カッコよくしてね！」




元がいいからなんでもかっこいいよ






なーんてね




言葉に出せないから、また心の中にしまう









「 化粧水つけるね 」







まだヘラヘラしてるけど口の中に入るよ？








ねえねえ、って私を呼ぶから耳を傾けると









TH「 昨日チューし過ぎちゃったね」





なんて笑いながら言ってきた






いや、今言わなくてもいいじゃん








ここ楽屋だよ？メンバーいるよ？







すごい小声で言ってるから聞こえてないと思ってるのか







この4次元め






なんでこんなやつが私の気持ちを独り占めしてるのかな









ジミナでもグクでもいいじゃん


幸せならその2人からでも貰えるはずなのに







なんでテヒョンしか無理なんだろう









「 ... それ以上言ったら殴るよ」





TH「 いひひっ 」









なんなんだこの5歳児は



可愛すぎる





TH「 ねーA？」




「 ん？どうかした？」









TH「 俺から離れないでね」









ああ、私はこの人から一生抜け出せないんだな






不意にそう思った







鏡ごしに目が合って、感情がよく分からない







でもすぐに顔を作って







TH「 離れたりなんかしたら、俺泣いちゃう 」








うぇーんって泣き真似をするテヒョンは本当に愛おしく思えて









「 離れたりなんかしないよ」



嘘つきテヒョン






捨てられるのは、私なんでしょ？




どうせ、テヒョンが離れていくんでしょ？









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