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「Aさん軽かったから大丈夫でしたよ、部屋の人にはめっちゃ見られましたけど」
『そ、それ！歩夢くんと…つ、付き合ってる、って誤解されて大変だったんですよ…』
「へぇ…」
『あっ勿論ありえないって言っておいたので大丈夫ですよ』
「ふーん…」
なんだか、平野が空返事ばかりするようだと思った。自分と恋人だと思われたことが面白くないのだろうか、と申し訳なく思ったA。しかし平野はそうではなかった。Aが話しかけてこないことを確認し、決意を固めて口を開いた。
「あのっすね、」
『……？はい』
「自分、Aさんのこと好きです」
さらり、と聞き流してしまいそうなほど普通に言ってのけた平野。Aは目をまんまるにして目が離せなかった。
「できれば、俺の彼女っていうポジションになってほしいんですけど…」
『……』
「Aさんは俺のこと、どう思ってる？」
好きですと一言口に出せばいいのだが、状況の把握や、私なんかがという自己嫌悪が先に出てきてしまい直ぐには声が出せないでいた。
「……来夢のほうがいい？それとも羽生さんが、やっぱり落ち着く？」
『ちが…』
「俺はやっぱり無しだった？」
『ちがうの…』
「Aさんが思ってること、しがらみとか考えずに教えてほしい」
『……、』
決意を固めたAの瞳は、真正面から見ると宝石のような輝きが溢れていた。
『…す、すき、です…』
頬を赤く染め、輝く瞳は潤みがあったからか。仕草表情の可憐さに加え、待ち望んでいた言葉だからなのか、平野は優越感のような、ひどく晴々とした雲のない気分になった気がした。
その一言の為に眠時間を削ってやって来たのだ、心の中で高く高くガッツポーズをした。
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yara - kanadeさん» ありがとうございます。そういうお話しが書けるようこれからも頑張ります。 (2018年3月13日 22時) (
レス) id: 0e857c8a37 (このIDを非表示/違反報告)
kanade(プロフ) - すごくキュンキュンしました! (2018年3月11日 23時) (レス) id: c9d57448f4 (このIDを非表示/違反報告)
yara - サナさん» ありがとうございます。がんばります！ (2018年3月11日 23時) (レス) id: 0e857c8a37 (このIDを非表示/違反報告)
サナ - 続き気になります！更新頑張ってください (2018年3月11日 22時) (レス) id: 32edee0000 (このIDを非表示/違反報告)
yara - kanadeさん» ありがとうございます。すべて未定で好きなように書くだけなので、あまり期待せずにお待ちください。 (2018年3月9日 23時) (レス) id: 0e857c8a37 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2018年2月19日 23時
