39 ページ39
39
(僕、Aちゃんに惚れてたんだなぁ…)
江陵には、風が強く吹いていた。
「ゆづ」
「あれ、どうしたの。こんな所で」
Aと引き合わせてくれたトレーナーが優しい顔で隣に来た。軽く放心状態だった羽生は驚いたようすで薄く笑った。
「…」
「フラれちゃった」
「そう、また知らないうちに大人の階段登ってたんだ」
「えへへ、また魅力が増えちゃった？」
「日に日に魅力的になってるよゆづは」
「…ありがとう」
「…これは神からのお告げで、今はまだその時ではないから目の前のものに集中しろってことなんじゃない？なんて、笑」
「ふふ、そうかも」
冗談を交えながら本分である五輪競技の目標へと意欲を高めてくれるトレーナーに感謝した。
「よし、ウォーミングしよっか！」
彼女が、幸せになれますように。
---
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 345人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
yara - kanadeさん» ありがとうございます。そういうお話しが書けるようこれからも頑張ります。 (2018年3月13日 22時) (
レス) id: 0e857c8a37 (このIDを非表示/違反報告)
kanade(プロフ) - すごくキュンキュンしました! (2018年3月11日 23時) (レス) id: c9d57448f4 (このIDを非表示/違反報告)
yara - サナさん» ありがとうございます。がんばります！ (2018年3月11日 23時) (レス) id: 0e857c8a37 (このIDを非表示/違反報告)
サナ - 続き気になります！更新頑張ってください (2018年3月11日 22時) (レス) id: 32edee0000 (このIDを非表示/違反報告)
yara - kanadeさん» ありがとうございます。すべて未定で好きなように書くだけなので、あまり期待せずにお待ちください。 (2018年3月9日 23時) (レス) id: 0e857c8a37 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時：2018年2月19日 23時
