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「あの……」
『……』
「…勝手に、すみません」
平野はAから離れ、向き合いような体勢になる。Aはまだ俯いたまま。怒っているのかと思い、覗き込むようにして顔色を伺った。
そこには、顔を真っ赤にしているAがいた。
「え…？」
『っ、見ないでください…』
「…」
平野は、羽生が原因だと思った。
羽生はあの時、Aにキスをしようとしていた。その反応が今も続いているのでは、と。
しかしそれは間違いであった。
平野に抱き寄せられ、長く触れられたからの反応である。顔を覗き込んだ羽生はそれを悟り、平野にAを任せたのだった。
「羽生さんのこと…好きなんですか？」
『え…？』
「いや、なんて言うか…変な時に割り込んだかなって…」
『あっ、そ、そんなことないです、とても助かりました…！』
「…そっすか」
さっきの事を思い出したのか、焦りながらありがとうございますと頭を下げるA。平野はその回答に、ホッとしたことを悟られないように鼻を擦りながら素っ気なく答えた。
(私が好きなのは、平野さんです…)
目の前に居る平野に、心の中で話しかけることが精一杯なAだった。
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yara - kanadeさん» ありがとうございます。そういうお話しが書けるようこれからも頑張ります。 (2018年3月13日 22時) (
レス) id: 0e857c8a37 (このIDを非表示/違反報告)
kanade(プロフ) - すごくキュンキュンしました! (2018年3月11日 23時) (レス) id: c9d57448f4 (このIDを非表示/違反報告)
yara - サナさん» ありがとうございます。がんばります！ (2018年3月11日 23時) (レス) id: 0e857c8a37 (このIDを非表示/違反報告)
サナ - 続き気になります！更新頑張ってください (2018年3月11日 22時) (レス) id: 32edee0000 (このIDを非表示/違反報告)
yara - kanadeさん» ありがとうございます。すべて未定で好きなように書くだけなので、あまり期待せずにお待ちください。 (2018年3月9日 23時) (レス) id: 0e857c8a37 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2018年2月19日 23時
