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結局Aは、自分の部屋には行かず医務室で1時間休んでいた。起きてからはフルーツを食べ、仕事に戻ることができた。
医務室の方にお礼を言い、部屋から出た。
平野はもう既に出ていったが、片山と戸塚はAが仕事に戻るまでついていてくれた。そんな2人への感謝も勿論忘れない。
『来夢くん、優斗くん、ありがとうね』
「全然！びっくりしたから気をつけてよね！」
「そうそう！頑張りすぎないでねAちゃん」
『ふふ…うん、そうする。
あ、平野さんにもお礼を伝えといてほしいな、ごめんねとありがとうって』
「もちろん！」
「…はは」
乾いた笑いをする片山に疑問を抱きつつも、会話をしながら食堂裏のスタッフルームまで見送ってくれた2人にまた感謝をする。そして小さく手を振りながら部屋へと入って行ったA。
『……』
「あれ、もう休憩時間終わったんだ。じゃあ次はコッチしてほしいんだけど……、Aさん？おーい？」
「わ、熱あるんじゃないですか！？顔真っ赤ですよ！大丈夫ですか！？」
「本当だ！やばい病人は隔離しなきゃ！」
ドタバタ。
Aには何も聞こえていなかった。
片山と戸塚と別れたことで強がっていた糸が切れた気がした。顔が熱い。熱であろうか。けれど先ほどは微熱も無かった。だるくもない。
顔だけが、熱い。
『平野さん…』
名前を呟くだけで胸が熱くなった。
周りの大騒ぎは、依然聞こえないAだった。
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yara - kanadeさん» ありがとうございます。そういうお話しが書けるようこれからも頑張ります。 (2018年3月13日 22時) (
レス) id: 0e857c8a37 (このIDを非表示/違反報告)
kanade(プロフ) - すごくキュンキュンしました! (2018年3月11日 23時) (レス) id: c9d57448f4 (このIDを非表示/違反報告)
yara - サナさん» ありがとうございます。がんばります！ (2018年3月11日 23時) (レス) id: 0e857c8a37 (このIDを非表示/違反報告)
サナ - 続き気になります！更新頑張ってください (2018年3月11日 22時) (レス) id: 32edee0000 (このIDを非表示/違反報告)
yara - kanadeさん» ありがとうございます。すべて未定で好きなように書くだけなので、あまり期待せずにお待ちください。 (2018年3月9日 23時) (レス) id: 0e857c8a37 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2018年2月19日 23時
