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今日は遅番なので13時〜22時の仕事である。
つまり、午前中は自由なのだ。普段であれば布団の中でゴロゴロするだろうが、最近のAは違った。
(朝から練習なんだっけ、見に行こっかな)
予選当日は9時半から試合が始まるとのことなので、同じ時間に練習して身体を慣らしておくのだと言っていた。
戸塚と片山、そして平野も言っていた気がする。
その全員がいるかは不明だが、Aはハーフパイプ会場に散歩も兼ねて来ていた。宿舎近くのカフェでコーヒーを買い、それを手に人がまばらな観客席で練習風景を眺めている。
話ができなくても、必死で練習している日本人を見るだけで自分の支えになっていた。
(こうやってゆっくり時間が流れていくことを体感できる日ってなかなかないから貴重だな〜)
Aは密かに充実を噛み締めた。
「歩夢くん、調子どう？」
「ん、予選はいいけど決勝が朝はきっつい」
「ははっ確かに」
「そういえばさー、」
「ん」
「昨日Aちゃんと何喋ってたの？」
「ん、……え？」
技術班に板のワックスを調整してもらっていた最中の平野の目が、片山に向く。片山の表情は真顔だった。
「別に、世間話とか…」
「そっか、」
ふっと笑ってからニヤニヤと無粋な笑顔になる。平野に近寄り、一言。
「Aちゃん、歩夢くんに恋してないから安心しなよ」
「……は」
(それってどういう、安心しろ？)
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yara - kanadeさん» ありがとうございます。そういうお話しが書けるようこれからも頑張ります。 (2018年3月13日 22時) (
レス) id: 0e857c8a37 (このIDを非表示/違反報告)
kanade(プロフ) - すごくキュンキュンしました! (2018年3月11日 23時) (レス) id: c9d57448f4 (このIDを非表示/違反報告)
yara - サナさん» ありがとうございます。がんばります！ (2018年3月11日 23時) (レス) id: 0e857c8a37 (このIDを非表示/違反報告)
サナ - 続き気になります！更新頑張ってください (2018年3月11日 22時) (レス) id: 32edee0000 (このIDを非表示/違反報告)
yara - kanadeさん» ありがとうございます。すべて未定で好きなように書くだけなので、あまり期待せずにお待ちください。 (2018年3月9日 23時) (レス) id: 0e857c8a37 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2018年2月19日 23時
