【テニプリ】ウチの兄が授業参観とか運動会とかで目立ちすぎて困る件について。【幸村精市】

幸村妹の憂鬱：1 ページ3

朝、目が覚めて自室を出て、階段を降りる。


今は5：30分。


もう母さんと父さんは仕事に行っただろう。


頑張って欲しいものだ。


私のお小遣いのためにも。←


階段を降り、リビングに出る。


ふわっと漂う朝食の匂い。


今日の当番は私ではないので多分＿＿＿＿＿


幸「あ、おはよう、A。」


精市がキッチンから顔を出す。


『おはよ。』


幸「よく眠れた？」


『うん。』


そう、この容姿端麗な人間が我が兄。


皆さんお馴染みの幸村精市だ。


制服にエプロン姿の兄は、精市ファンの女子が見たら興奮間違いなし、だ。


その容姿端麗さを妹に分けてくれ、兄よ。


女も羨むほどの外見を持つ兄は、立海テニス部部長。


今日は精市が朝ごはん作る当番の為、早めの起床だ。


何故なら、精市はテニス部の朝練があるから早く家を出るから、それに付き合わなければならない。


テーブルに着くと、精市が目玉焼きとパンを運んできた。


幸「じゃあ、食べようか。」


『ん、いただきます。』


目玉焼きおいし。


幸「ほら、A。サラダも食べなよ？」


先程からわざと触れなかったのに………


『え、サラダ？見えないなぁ。』←


幸「そんなこと言ってないで。野菜もちゃんと食べないと成長しないよ？」


そう言ってサラダのボウルをぐいぐい寄越してくる。


『いや、野菜食べて精市みたいに中３なのに大人と間違えられるほどの容姿になったら困るし。』←


幸「……ずっと小学五年生のままよりはいいだろう。」


『…………。』

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