花びらが９枚 ページ10
，
ドテッとどこかに落ちた感覚があった
『いっ…！葵！』
葵「お、かあさん？」
『はぁ、良かった…』
生きていたのはいいけど私が着ていた白いシャツやコルセットをスカートはびしょびしょ…タイツもなんだか張り付いてるし…
「A」
低く落ち着いた嫌に通る声が私の名を呼んだ
ひょいと覗き込んだのは物々しい鬼の面のあやかし
『！お前今朝のお面！これはいったいどういうことだ…』
私は立ち上がると同時に葵を自分の後ろへ隠した
チラリとあたりを確認するとここは畳の広間で、薄暗く異様な空気が漂っている…そして結構豪華なつくりをしている…
そして私と葵の脇にはお面を被ったあやかしが沢山いる
『⁈なんだ…』
鬼の面を被ったあやかしが面を外した
『！…写真に写ってた』
人間味のない青白い顔と切れ長の涼しげな瞳、息が止まりそうな程冷たい美貌の黒髪の男
そしてよく見ると男の頭には二本の尖った角があり、瞳は私とは真逆の赤
こいつも鬼か…
鬼「気分はどうだい花嫁殿」
『？は…』
鬼の言葉に私は警戒しながら周りをキョロキョロと確認するが、それらしき人はいない…
鬼「気分はどうだい、と聞いているんだよ花嫁殿」
『…それって私に聞いているのか』
私の手を掴む葵の力がいっそう強くなる
鬼「そうだともA、君の事だよ、君は僕の花嫁だ」
『……意味わかんないし、気分は良くない』
そんな言葉にも鬼は胡散臭い笑みを浮かべて満足そうに頷く
なんなんだこいつ…
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あお(プロフ) - こんこんだった、誤字です (2020年1月21日 0時) (
レス) id: 03cb9b6635 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - とても面白いですが、襖は叩きませんし叩けません（28話のこと。）襖を叩くのはマナー違反です。そとから「失礼致します」など一声かけるのが宜しいとされていますよ！それを知っていてこういう表現にしたならすみません、ただ襖はカンカンではなくふごんふごんかな笑笑 (2020年1月21日 0時) (レス) id: 03cb9b6635 (このIDを非表示/違反報告)
ミユ(プロフ) - 薺(なずな)さん» そう言っていただけると嬉しいです！これからも頑張ります！ (2019年2月8日 23時) (レス) id: a80ddc31a2 (このIDを非表示/違反報告)
薺(なずな)(プロフ) - 面白いです！葵ちゃんすっっごくかわいい！！！ (2019年2月8日 21時) (レス) id: a57ad3629f (このIDを非表示/違反報告)
ミユ(プロフ) - 咲くやさん» ありがとうございます！がんばります！ (2019年1月30日 16時) (レス) id: a80ddc31a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミユ | 作成日時：2019年1月4日 18時
