【あやかしお宿に嫁入りします】津場木史郎の孫とひ孫

花びらが２３枚 ページ24

，





大旦那「む、それより銀次、暁、そろそろ仕事に戻った方がいいんじゃないかい？」

『？』





なぜ少し不機嫌なのだろうか…












銀次「じゃあそろそろ仕事に戻りますね」

暁「おい、大旦那様に手ェ出すんじゃねぇぞ小娘」

『私がそんな女に見える？』

暁「…確信はできねぇだろ」





…ごもっとも





っていうか喋りかけてくるわりになんで目をそらすんだよ！





銀次「失礼しました」
暁「失礼しました」





ぱちっ





あ、目合った





暁「〜ッ！/////」

『⁈』

大旦那「…」ニコォ





なんで顔赤くてるの…？





っていうか私に暴言を吐く割りに大旦那には礼儀正しい…そういう奴はモテないぞ…！まさかあいつ





『大旦那に気があるんじゃ…？』

大旦那「え？」





いや、まぁ私はそういう人たちも否定しないけどさ…うん、こういう事を考えるのはやめようそうしよう





大旦那「ッ〜！A！ようやくその気になってくれたか！」

『…え』





ガバッ





目の前には手を広げた大旦那、え、嘘でしょ？





『えぇぇぇぇ⁈⁈ちょ、ちょっと！痛い痛い！』

大旦那「す、すまない、少し舞い上がってしまったようだ」

『少し…？』





これのどこが少しなんだろう…





『っていうかさっきからずっと静かだけど葵は？』

花びらが２４枚→←花びらが２２枚

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す