のっぽさんとおちびさん。３ (ページ9)

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片付けは分担してやったから早く終わった。

山「ん。」

そう言って山内さんが先に座ってたソファーの隣をポンポンされる。

『え、あ、失礼します。』

なんだか恥ずかしい。笑

山「A、約束事決めよう。

俺からの守って欲しい約束は、一人で悩まない事。
どんな事でもいい。
悩んだ時や苦しくなった時はいつでもすぐに駆け付ける。

だから一人で苦しまずに俺を呼べ。

二人で乗り越えよう。

分かった？」

『……はい。』

山「Aはないの？俺に必ず守って欲しいこと。」

『…その、えと……』

言いたい事はあるのに今ひとつ言葉に出来ない、

山「焦らないでいいよ、ゆっくりでいい。

俺は待ってるから。」

山内さんの優しさに甘えてちゃいけない。

一つ、

大きく深呼吸して山内の眼をしっかりとみる。

『……山内さんは、、、、

私を、愛してくれますか……？』

山「…へ？」

『どんな事があっても、山内さんは、私を、愛してくれますか…？』

恥ずかしくて俯く。

すると頬に手が添えられた。

山「A、こっち見て？」

恐る恐る顔を上げると

『！？！？』

え、、私、、、キス、されてる…？

山内さんはすぐに離れなくて、

初めての私は苦しくなってきた。

私の肺活量が限界を迎え、山内さんの胸元を押す。

山「あ、ごめ、」

苦しかったよね、って悲しそうな顔。

『だ、だ、大丈夫です…。』

嘘。いきなりすぎて軽く脳内がパニくってる。

山「信じてほしい。

俺が愛してるのはAだけだってコト。

当たり前かもしれないけど、俺は好きじゃない人にキスなんてしない。

だから信じてほしい、俺のこと。」

ずるいよ、

そんな事言われて頷かないわけ無いじゃん。

『……はい。』