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転生50 ページ15









『……え、』



「あ?呼んだのはお前だろ」




『だ……れ…』




目の前に現れし謎の男



「神だ。」




そういきなり名乗る変な人





「お前……実の父を殺めたな?」



『………はい』







「母親はこの男がやったのか」






『いいえ』






『私です』





「…どんな理由があっても、殺した事に変わりはない。これからどうしてやろうか」









『神様。貴方が本当に本当にそうなのなら』









『この身体は貴方に差し上げます。神様、本当に貴方がいるのなら、この地獄から解放してください』








「例え…地獄行きでもか」








『……』






すると神は信じ難いことを口にした





「別の世界の人間が、お前と同じく絶望を見ている。」






『別の……世界…?』






「あぁ。お前は時間が無いし、説明している暇はない。何万といるこいつらの中からお前の身体に憑依し、【鎖城A】として生かせることができる。」





『……』





よく分からない。




この男が何を言っているのかよく分からない






でも






『……この子』





私はある女の子を見つけた








「…ほんとにこいつでいいのか?」






『えぇ。』





パッとしない顔


猫背で暗い雰囲気




そして前髪の隙間から見える瞳は、どこか悲しげ



でも共通点がある




「お前と同じ名前だな。」





そう。彼女の名前。






西木田Aという人





「よし。じゃあお前の魂を輪廻転生の輪へ連れて行く。」




『私は、生まれ変わるの?』




「当たり前だ。まぁ安心しろ。お前は人間に生まれ変わるから」







そう言ってすぐ様、私の魂をどこかへ飛ばした






「寄り道はするな。いいか。」





『………はい』







飛ばされてく







身体がふわふわする








やっと解放されるんだ







ごめんなさい西木田Aさん。貴女を巻き込んでしまって







































夏油「私と共にリセットしないか?」






そう聞こえると、私の身体はある男の手の中へいく








そう、全てはここから始まった。

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作者名:さっちゃん | 作成日時:2021年1月24日 13時

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