転生47 ページ12
神様
もういいよね?言ってもさ。
『本当は、私はオタクだし、陰キャでキモくて皆に嫌われてた。普通の高校生だったの。』
恵は顔を上げて私の顔を見る
『辛かったよ、生きてる事が。でもある人を好きになって、私はまだ生きたいって思うようになったの』
『それが伏黒恵って名前の人』
伏黒「!」
『私の初恋で、私の好きな人だよ』
言って……しまった
この気持ちは墓場まで持って行くつもりだったのに
『私は恵の事が大好き。野薔薇も悠仁も五条先生も、先輩も皆大好きなの。』
『だから恵もこの世界も、必ず救う。』
・
「何よ…ヒーローのつもり?」
『……』
「いい?貴方は私にはなれない。昔から代々伝わる鎖の使い方、呪いの祓い方、鎖城家の伝統……よくも貴方は全て壊してくれたわね」
『貴方に言われる筋合いないから。』
「何言って…」
『これはゲームだよ。私の得意分野。死ぬ気でやってやる。』
恵は未だ膝をついている
「その身体は私のものなんだから!!!好き勝手するなら絶対許さないっ!!」
うわ…凄い形相してる…
「貴方ばかり幸せになるなんて絶対許さない…許さない許さない許さないっ!!」
目の前の私から、鎖が出てきて暴走する
『舐めんなよ…こっちは何百時間かけてゲーム全般オールクリアしたと思ってんだよ…』
口調?そんなの知らない
今私は本来の私を取り戻してる
恵に嫌われてもいい
好きだから、大切だから
必ず
『この世界も救ってみせる』
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作者名:さっちゃん | 作成日時:2021年1月24日 13時