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牧師｢新郎 登坂広臣さん｣
7年前の冬。
まさか広臣に出会うなんて思ってもいなかった21歳。
牧師｢あなたは新婦Aさんを妻とし、
病める時も健やかなる時も、悲しみの時も喜びの時も、
貧しい時も富める時も｣
出会った当時は自意識過剰だし、誘い方は強引だし
チャラいしカッコつけだし印象最悪な第一印象だった。
でも、話してみたら意外と誠実で素直な人。
それは今も変わらない。
牧師｢これを愛し、これを助け、これを慰め、これを敬い、
その命のある限り心を尽くすことを誓いますか｣
すれ違うこともたくさんあったし、ケンカもした。
付き合い始めは特に、信頼という字に欠けた恋人だったと思う。
でも、信頼と愛を知らなかった私に広臣は
いつもたくさんの愛と言葉をくれたから
私は広臣の隣で笑っていられることが出来た。
この人は私にとって本当に勿体ない人。
｢はい。誓います｣
ぎゅっと握られた両手に力が入って
私の目を見ながら牧師さんの誓いに応えた。
牧師｢新婦 岩田Aさん｣
愛に溢れたあなたに、私はこれからもずっと傍にいたい。
これからも夢を追う姿をずっと隣で見ていたい。
牧師｢あなたは新郎 広臣さんを夫とし、
病める時も健やかなる時も、悲しみの時も喜びの時も、
貧しい時も富める時も
これを愛し、これを助け、これを慰め、これを敬い、
その命のある限り心を尽くすことを誓いますか｣
夢を叶える瞬間を1番近くで見ていたい。
もっと、輝く瞬間を見ていたい。
ずっとずっと、傍にいさせてください。
『はい、誓います』
私も広臣の目を見て応える。
牧師｢では指輪の交換を｣
広臣が私の手を握って、リングピローの中にある指輪を抜き取り
私の左薬指に少し手を震えさせながらはめた。
今日この指輪をはめるのは3回目。
1回目はショップで2人で一緒に選びに行った時。
2回目は購入した指輪を取りに行ってサイズを確認したとき。
今日、この場で3回目。
私も広臣の手を取って、ゆっくりとお揃いの指輪をはめた。
今日からずっとお揃いの薬指の指輪。
愛おしくて、彼の指輪をそっと撫でた。
そのあとは結婚証明書に2人サインして
拍手の中、バージンロードを今度は広臣と2人だけで歩く。
開いた扉の外まで歩いて、向かい合い
彼が打ち合わせからずっと希望していたクロージングキス。
キスとともに扉が閉まった。
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めい(プロフ) - あー、もう本当にキュン死するんですけど？！責任とっていただいても？！（臣と結婚する権利をください（何言ってるんだ。）） (10月23日 10時) (
レス) id: c746ec15ae (このIDを非表示/違反報告)
omigirl(プロフ) - ゆきさん» そんなそんな！恐縮です🥺そういって頂けてあなきみの2人も嬉しいことでしょう！！ (10月19日 21時) (レス) id: 22df992226 (このIDを非表示/違反報告)
omigirl(プロフ) - サラダ仕立てさん» ありがとうございました✨LASTSCENE記念も完結したので、これから準備していきますね！ (10月19日 21時) (レス) id: 22df992226 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 書き方がうますぎて最高でした！！ (10月16日 18時) (レス) id: 9c6ed12c64 (このIDを非表示/違反報告)
サラダ仕立て(プロフ) - 最高でした😭次も楽しみにしてます！ (10月15日 23時) (レス) @page48 id: 06773b39d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：omigirl | 作成日時：2023年9月10日 0時
