貴方との毎日と君との毎日5[Hiroomi]

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隆二「Aちゃんさぁー、もうすぐ登坂になるわけじゃん？
やっぱ寂しいとかあるの？」

『うーん、まぁ、少しは？』

なぎ「マリッジブルー？」

健二郎「結婚やめんならまだ間に合うで？(笑)」

直人「ちょっと待ったぁ！！ってやつ俺やろうか？(笑)」

直己「チャペルの？よく映画でやるあれ？」

「間に合わないから！
いらん事言うな！」





先輩なのに、直人さんと山下さんの後ろに回って腕で首を締めた。



大丈夫？(笑)





剛典「俺は寂しい〜、岩田仲間だったのに」

まさみ「私も寂しい〜、同じマンションだったのに…」






私たちは2週間くらい前に引越しをした。




理由は私と広臣の結婚が公表されたら

記者がすごいことになるだろうって、

そこからまさみと岩ちゃんも巻き込まれてしまったら大変だから

元々引っ越したいとずっと広臣が言っていたので

それを機に引越しすることに。



しかも、引越した新しいマンションはカードキーじゃなくて

キーケスにつけれるタイプの鍵穴に指すタイプ鍵のマンション。




彼曰く、1番初めに探す基準はそれだったよう。




それほど、あのキーケスを大事に使ってくれてて

もっと使いたいと言っていたのを実現させた。




それは素直に嬉しかった。



気に入って貰えたんだなって。




本人は本気で30年使おうとしてる。







剛典「ずっと気になってたんだけどさ、
推しの結婚って実際どんな感じなの？」

なぎ「……」

あいか「……」

まさみ「……剛典くんって、たまに急にデリカシーないよね」

剛典「え、だって4人ともなんかちょっと違くない？」

『違うとは？』

剛典「俺ら、っていうか、推しのスキャンダルを悲しまないっていうか」

「実は俺も気になってた」





広臣が私を見る。





「敬浩さん結婚したとき、Aぜんぜん平気そうだったじゃん？
めちゃくちゃびっくりしてたけど(笑)」

『そりゃあびっくりするよ！』




いきなり赤ちゃんできました！って報告もあったし！




直己「敬浩くんと咲さんのこと知ってたの？」

『知りませんでした』

直人「言ってなかったんだ？
そこ仲良いから会ってんのかと思ってた」

「いやぁ、だってまじでA、
敬浩さんのこと超ファンだから言わない方がいいかなって」

隆二「未だに会うと照れちゃうもんね？(笑)」

「悔しい」

『(笑)』

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