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12月23日



ギリギリまで仕事をして、

ラストパートに間に合うよう飛行機に乗り込だ。



16時頃、広島グリーンアリーナに着いて

客席ではなく、裏方へ案内される。




アリーナ全体に広臣の声が響く。



いつ聞いても本当に綺麗で透き通った声。



心地よくて、全身全霊で想いを伝えようとしてくれる歌は

LIVEでしか感じることが出来ない。




この声が大好き。




目の前にあるモニターに映っている彼は

ファイナルを噛み締めながら歌っているように見えた。





浅田「Aさん、これして」





渡されたのはインカム。




浅田「次のイントロ始まったら臣さんのイヤモニに繋ぐんで」

『えっ、喋るんですか』

浅田「来たことわかんないとサプライズにならないでしょ(笑)」

『何喋れば!?』

浅田「何でもいいですよ(笑)来たよーとかでも。
それだけで充分、臣さんは嬉しいんで」




Heyが終わって、最後の広臣からのメッセージがみんなに届く。




「僕は世界を平和にできるわけではないし
全世界の人を幸せにできるわけでも当然ありません。
そんな力もないし…けど最低限、
この会場に来てくれた皆、
全国で見てくれてる皆さん、そして
このツアーを通して出会えた方々。
果たして、こう…、
三代目 J Soul Brothersのツアーだったりとか
エンターテイナーを通して出会えた皆さんだけは
幸せにしたいと、改めて自分のこの人生なんだ。
…っていうのはこういうステージを立つたびに感じています」




こんなにも愛に溢れている人いるだろうか。



あぁ、本当かっこいいな…。






〜〜♪♪



END of LINE




イントロが流れ始めた。




浅田「繋ぎます」




マネージャーさんがスイッチいれる。



小さく息を吸って



『……広臣』




と、最愛の人の名前を呼んだ。




モニターに映る広臣はイヤモニを抑えてビックリしている。




『最後だよ。ここで見てるからね。
ちゃんと最後の最後まで見届けてるから、頑張って』




プチッとインカムを繋ぐスイッチが切られる。



広臣はうん、うん、と頷いていた。




浅田「ありがとうございます」

『いえ、誘っていただいてよかったです。
やっぱり、ちゃんと目に焼き付けておきたい』





しばらく、END of LINEを歌う広臣を見ていたら

途中、歌うことを止め、俯いた。




いや、止めたんじゃなくて、歌えないんだ。


泣いて、歌うことができないんだ…。





『広臣っ…』

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設定タグ:登坂広臣 , 三代目JSOULBROTHERS , omigirl   
作品ジャンル:恋愛
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めい(プロフ) - あー、もう本当にキュン死するんですけど?!責任とっていただいても?!(臣と結婚する権利をください(何言ってるんだ。)) (10月23日 10時) (レス) id: c746ec15ae (このIDを非表示/違反報告)
omigirl(プロフ) - ゆきさん» そんなそんな!恐縮です🥺そういって頂けてあなきみの2人も嬉しいことでしょう!! (10月19日 21時) (レス) id: 22df992226 (このIDを非表示/違反報告)
omigirl(プロフ) - サラダ仕立てさん» ありがとうございました✨LASTSCENE記念も完結したので、これから準備していきますね! (10月19日 21時) (レス) id: 22df992226 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 書き方がうますぎて最高でした!! (10月16日 18時) (レス) id: 9c6ed12c64 (このIDを非表示/違反報告)
サラダ仕立て(プロフ) - 最高でした😭次も楽しみにしてます! (10月15日 23時) (レス) @page48 id: 06773b39d9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:omigirl | 作成日時:2023年9月10日 0時

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