34.ブルースターを君へ__you ページ12
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今私は広島行きの飛行機に乗っている。
遡ることハワイから帰ってすぐのこと。
「なぁー」
『ん？』
ソファーで私は雑誌を読んで、広臣はスマホを見ていた。
「12月23日の夜って、1〜2時間だけ店抜けられたりしねぇ？」
『え？12月23日？』
その日はクリスマス前日だから、
夜中までケーキ作製をしなければならない。
控えめに言って、めっっっちゃ忙しい。
でも、それより
『その日、ツアーのファイナルじゃないの？』
「まぁ、そうなんだけど…」
『けど？』
不思議に思って広臣見るけど
またいつもの言いにくそうにする時にする唇を尖らすやつ。
視線はスマホのまま。
『気持ちはすごーく行きたいけど、広島には行けないよ…』
ファイナル、本当は行きたかったなぁ。
広臣にとって、頑張ってやり抜いた最後の日だもんね。
「いや、広島は仕方ないと思ってる。
19時ぐらいから少し時間欲しいんだけど、…無理だよね」
『……え？ライブ終わってすぐ帰って来れるの？打ち上げは？』
「打ち上げはこっち帰ってきて後日やる」
『あ、そうなんだ』
「…でどう？」
『2時間だよね？』
「厳しかったら1時間でもいい」
『…1時間なら抜けれるかも。
でもギリギリにならないとわからない。
予約の状況もあるし』
まだ予約始まったばかりだからね。
『行けるように時間調整するけど12月頭まで待って欲しい』
「うん、わかった。
ありがとう」
するとぎゅーーって腰に抱きついてきて
まるで小さい子がお母さんに縋り付くみたいな感じ。
最後の日だからご褒美にってことかな？
クリスマス前日だし。
職業柄当日は一緒にいれないもんね。
珍しい可愛い可愛いわがままを聞いてあげましょう。
そして12月頭。
街並みはすっかりクリスマス1色。
お店に珍しいお客様がやってきた。
『いらっしゃいま…マネージャーさん！』
浅田「Aさん！こんにちは！」
『おひとり…ですか？』
お店の前に止められている車を見るが
誰も降りてこない。
浅田「今日は臣さんに内緒で来てます(笑)」
『え、内緒？(笑)』
浅田「今、少しお時間いいですか？」
A「？？」
何の話だろう。
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めい(プロフ) - あー、もう本当にキュン死するんですけど？！責任とっていただいても？！（臣と結婚する権利をください（何言ってるんだ。）） (10月23日 10時) (
レス) id: c746ec15ae (このIDを非表示/違反報告)
omigirl(プロフ) - ゆきさん» そんなそんな！恐縮です🥺そういって頂けてあなきみの2人も嬉しいことでしょう！！ (10月19日 21時) (レス) id: 22df992226 (このIDを非表示/違反報告)
omigirl(プロフ) - サラダ仕立てさん» ありがとうございました✨LASTSCENE記念も完結したので、これから準備していきますね！ (10月19日 21時) (レス) id: 22df992226 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 書き方がうますぎて最高でした！！ (10月16日 18時) (レス) id: 9c6ed12c64 (このIDを非表示/違反報告)
サラダ仕立て(プロフ) - 最高でした😭次も楽しみにしてます！ (10月15日 23時) (レス) @page48 id: 06773b39d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：omigirl | 作成日時：2023年9月10日 0時
