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面接の時は平日のシフトって話だった。
けれど土日も入れる日があったらお願いしたいって言われ、土曜の今日なら入れますと返事したのは先週のこと。
お客様の数は平日と比べると多少多いかなってくらいらしいし、新人の私でも大丈夫だってハナシだし、何とかなるかなって快諾したわけだけど。
「…」
今 私は、簡単に請け負ったことを後悔してる。…それはもう、猛烈に。
お客さん云々のハナシじゃない。
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「ぇ……？」
「あ、新人さんだ」
なに、どういうこと？
「よろしくね」
フニャって笑う顔はいつもと同じ。
こんな予想外のことにも動揺のカケラも見えない。
私の顔は引きつりを通り越して最大限にこわばってるというのに！
「………先輩もしかして、私がこの店にバイトに入ったこと知ってました？」
まさかの思いで訊ねると、先輩は当然と言わんばかりに「うん」と頷いた。
「店長が“同じ大学のコが入ったよ”って履歴書の写真見せてくれてね」と衝撃の事実をサラリと告げながらユニホームに着替えてる。
履歴書？！
指名手配犯のような証明写真をよりにもよって先輩に見られたなんて！
いやいや！
それ以前に店長ってば！
どうして私に先輩のこと教えてくれなかったの？？
「先輩は土日だけですか？」
ココで平日に会ってたなら
確実に速攻に、研修期間終了前に辞めてた。絶対！
「いや、土日はこの時間だけど、平日は早朝入ってるよ」
早朝と土日。
なら私がイレギュラーに入らない限りココで会うことはない…？
ホッと胸を撫で下ろす。
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だって、振ったオトコと振られたオンナの2人体制。
並んで一緒にお仕事なんて、精神的に絶対ムリ。
まあ、多分 気にしてるのも逃げ出したいのも私だけだけど。
そりゃそうか。
そもそも先輩、モテるもん。
告白されるのだって日常茶飯事なら、きっと断るのも日常茶飯事で、そのコたち全員と気まずくなってたらやってられないだろうし。
私に言ったのと同じように“ありがとう”って言って
いつも通りの変わらない表情でオンナノコの気持ちをスルーするんだろうね。
全部、あの時の私に対する態度と同じように。
耐えられるか耐えられないかはオンナノコの都合。
引きずるのも引きずらないのもオンナノコ次第。
…大野先輩は、何も。
「…」
接点はサークルだけでいい。
でないと私がもたない。
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yuihibiki(プロフ) - ちょこたろーさん» 人それぞれですよね。さまざまな出来事に対しての感じ方も受け取り方も、私の書いたあいさつ文に当てはめる情景も。このオハナシがどんなリハビリになってるのかは分かりませんが、完結までもう少しお付き合いくださいませ。 (2019年11月17日 21時) (
レス) id: ecfd2b01ee (このIDを非表示/違反報告)
ちょこたろー(プロフ) - いつも読ませてもらってます。挨拶にある今の気持ちが、うなずけすぎて思わずコメントさせてもらいます。飲み込めていないことが多すぎてやっぱり正月から止まってる。流れはね頭で受け入れているんだけど心はねもう容量オーバーで。だからこのお話が私のリハビリです。 (2019年11月14日 15時) (レス) id: c8a1445fc4 (このIDを非表示/違反報告)
yuihibiki(プロフ) - さわさん» この大野先輩は主人公ちゃんにとってなかなかキツイよなあーって思いながら書いてますけど、しばらく？ずっと？こんな感じでいくことになりそうです(^_^;) (2019年11月10日 9時) (レス) id: ecfd2b01ee (このIDを非表示/違反報告)
さわ(プロフ) - きっとニヤニヤしてしまう展開が待ってるんだろうけど、主人公ちゃんの心が苦しそうで悲しくなります。大野先輩お願いしますよ〜。 (2019年11月9日 16時) (レス) id: 759a393a86 (このIDを非表示/違反報告)
yuihibiki(プロフ) - nyurika513さん» ありがとうございます（笑） (2019年11月2日 0時) (レス) id: ecfd2b01ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuihibiki
| 作成日時：2019年9月23日 0時
