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トビラを開ければ
そこに見える光景はいつも通り。
先輩のフワフワな後ろ髪に目がいくのも
胸が痛いほど脈打つのも、いつもと同じ。
だから絶対大丈夫。
よ「こんにちはー」
「こんにちは」
学生活動棟の1番奥の部屋が私たちサークルの拠点兼部室。
入り口で雑談をしてた相葉先輩と櫻井先輩がどうぞ、と私たちを迎え入れてくれ
奥のイスに座っていた二宮先輩と松本先輩は私たちに軽く手を挙げた。
相「2人とも今日は早いね」
よ「マジメですから」
相「アハハ。それ自分で言っちゃう？」
櫻「マジメで皆勤なのはAちゃんだけじゃね？」
ね？と顔を覗き込む櫻井先輩に
皆勤賞目指してますから、と答えたら
ほらマジメ！と朗らかに笑われた。
「…」
……先輩が、大野先輩がいない。
よ「最近マジメになったんですよ！私も」
二「そりゃ彼氏会いたさでしょうね」
松「フフ。どうかな」
よ「違います//」
…私、ものすごくホッとしてる。
「もうAってば、黙ってないで助け舟だしてよー」
よっちゃん、ワタワタしててカワイイ。
「今日のよっちゃんは 終業のチャイムとともに私を呼びに来たくらい、ものすごくはりきってるんです」
よ「ちょ、Aッ//？」
「本当は私、サークル来る前に購買でルーズリーフ買いたかったんですけど」
よ「えっ、そうだったの？」
「そんなにはりきってるなら、まあいいかって」
よ「いやいや、それは言ってよー」
言おうとしたけど、タイミング無かったよねとは言えず苦笑い。
二「どうせ清水っちが話すスキを与えなかったんでしょ？」
よ「えっ、先輩ヒドイ！」
よっちゃんが二宮先輩に抗議すると
松「ヒドくないでしょ」
よっちゃんの彼氏である松本先輩がやんわりとよっちゃんを制した。
よ「…だって、」
松「Aを振り回したらダメだろ。ちゃんと気を配らないと」
よ「でも、」
松「大好きな友だちなんでしょ」
よっちゃん、素直に頷く
相「…松潤、ちゃんと彼氏してるんだねえ」
松「当たり前です」
最近付き合い始めた2人。素敵なカップルだ。
しゅんとしたよっちゃんが申し訳なさそうな顔で私を見た。
よ「…ゴメンね。A」
「あは、私もよっちゃん大好きだもん。全然大丈夫よ」
ぱぁーっと明るい表情になったよっちゃんの頭を 松本先輩は よくできましたと言ってポンポンと叩く。
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yuihibiki(プロフ) - ちょこたろーさん» 人それぞれですよね。さまざまな出来事に対しての感じ方も受け取り方も、私の書いたあいさつ文に当てはめる情景も。このオハナシがどんなリハビリになってるのかは分かりませんが、完結までもう少しお付き合いくださいませ。 (2019年11月17日 21時) (
レス) id: ecfd2b01ee (このIDを非表示/違反報告)
ちょこたろー(プロフ) - いつも読ませてもらってます。挨拶にある今の気持ちが、うなずけすぎて思わずコメントさせてもらいます。飲み込めていないことが多すぎてやっぱり正月から止まってる。流れはね頭で受け入れているんだけど心はねもう容量オーバーで。だからこのお話が私のリハビリです。 (2019年11月14日 15時) (レス) id: c8a1445fc4 (このIDを非表示/違反報告)
yuihibiki(プロフ) - さわさん» この大野先輩は主人公ちゃんにとってなかなかキツイよなあーって思いながら書いてますけど、しばらく？ずっと？こんな感じでいくことになりそうです(^_^;) (2019年11月10日 9時) (レス) id: ecfd2b01ee (このIDを非表示/違反報告)
さわ(プロフ) - きっとニヤニヤしてしまう展開が待ってるんだろうけど、主人公ちゃんの心が苦しそうで悲しくなります。大野先輩お願いしますよ〜。 (2019年11月9日 16時) (レス) id: 759a393a86 (このIDを非表示/違反報告)
yuihibiki(プロフ) - nyurika513さん» ありがとうございます（笑） (2019年11月2日 0時) (レス) id: ecfd2b01ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuihibiki
| 作成日時：2019年9月23日 0時
