異世界から来た少女【降谷 零】

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お兄さんが選んだのは私の目の色と同じ色



『なんで？』



「さっきも言いましたがつばさが僕の色を選んでくれたので
シルバーはよくある色なので目の色にさせてもらいました
それに同じ機種で色違いでおそろいでいいでしょう？」




『おそろい…』



「どうせならストラップもおそろいにしますか？」



『ストラップ？』




首を傾げると“こういうのです”、と写真を見せてくれた


でもこれなら…




『それ、私に任せて』




「はい？」




『帰ってからのお楽しみ』




「……わかりました、じゃあ契約しましょう」




それからはお店の人に説明をしてもらって



わからないところは帰ってからお兄さんに教えてもらうことにした



その後ちょっとだけ買い物をしてお兄さんと住んでいる家に帰って





『お兄さん』




「なんだ？」




『私いつからバイト？』




「あぁ、１週間後だな、どうした？」




『文字、書き方と読み方教えてほしい
言葉は通じてるけど読み方とかわからないから』




「なら明日は本とか買いにいくか」




『ん、お金は返す、これの分も』




「そんなこと気にしなくていい
っで？それは何に使うんだ？」




それ、とは帰りに買ってもらった紐と布



あと白色と青色の石みたいなやつ




『お楽しみのやつ、イメージ固めるから待ってて』




お兄さんが持ってても違和感のない形



同じだけど、違う色



頭の中でひたすら組み上げる



助けてもらったお礼


色々買ってもらったお礼



この数日お兄さんにはお世話になった



そして多分これからも


だから少しでも感謝の気持ちを伝えれるように



今私に創れる最高のものを思いを込めて

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