異世界から来た少女【降谷 零】

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降谷side



……え、死…？





「俺は流行り病で
どんなに強靭でも病には勝てねぇわ」




「俺達は…まぁ、内戦でな」




「俺達２人は団長の意思を継いで民間の避難誘導してるときに反逆側の兵士に囲まれてな
ま、その時に」




そう…でしたか…




「『またね』っつーのは、夢で逢おうって意味だ
まぁ、月１ぐらいしか無理だがな」




「あ、あとお嬢は別に帰りたいとは思ってねーぜ？」




「フィーはもう覚悟をしている
この世界で生きる覚悟を」




「なんだかんだ会ったばかりのにーちゃんになついてるみてぇだからな」





「ホント驚き、あのフィーがなぁ」





「っと、話しすぎちまったな」




いくんですか？



「あぁ、きっと起きたら驚くぜ？」




「間違いない！」



「…フィーを泣かしたら許さない」




泣かせるつもりはない



「それを聞いて安心したぜ
……俺の娘を頼んだ」





一気に目の前が真っ白になり



目を覚ますと自分の部屋の天井が見えた




ギリギリ、だったのか






『…起きた？おはよ、話終わった？』




聞こえた声に起き上がるとつばさがいた




驚くってこの事か



……ちょっと待て今の僕は寝起き



つまり上半身裸だ




「…すまない、悪気はないんだが…」



『？、なんのこと？』




「…いや、なんでもない」




『そう？ご飯できてるけど？』




「わかった、すぐ行く」




『ん、待ってる』




パタンと閉じられる扉を見てから



つばさが起きたということへの安心感が一気に襲ってきた

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