不幸女子高生とトリプルフェイス2 (ページ42)

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86話ページ42

久々に逢った降谷さんとの情事後

ふと笑みがこぼれる

「どうした？」

『いえ、初めての時の事を思い出して…』

「あぁ、あの時か」

『ベルに誘拐されて、ほんと驚きました』

「僕はベルモットに感謝してる」

『どうしてですか？』

「あれが無かったら今も僕はあおいに手を出していない」

『それは嫌ですけど…毎回毎回動けなくなるのは困るんですが？』

「それは煽るあおいが悪い」

『煽ってなんか…』

「いるだろ、好きな女がその時だけ名前呼びしてくるんだから止まらない」

『それは…』

「まぁ普段も呼んで欲しいんだがな」

『無理です！普段も名前呼びなんてハードルが高過ぎます！』

「………そうか」

暫くの間の後思い付いた顔をする降谷さん

「あおいも降谷になれば…」

『……はあぁぁぁ！？』

今なんて言ったこの人！

超爆弾発言しやがった！

「いや…まだ高校生だから…せめて卒業してから…」

未だぶつぶつと呟いているこの人を現実に戻さなければ！

『待って！本気で言ってるんですか！？』

「僕は本気だが？」

え、なにこの人、疲れてるの？