82話(組織編) ページ38
翌日ベルの車に乗って自分の家へ
「あら、降りないの?」
『いや…だっているから…』
そう、降谷さんの愛車が停まっている
いつも停めてる所に
『絶っ対怒ってる…』
「まぁ…小言は言われたわ
でもあおいは大丈夫だと思うけど」
『ムリムリムリ、どんな顔して会えばいいの!?
あんな会話も聞かれて…』
「聞かれたんじゃなくて聞かせたんだけど」
『なおたちが悪い!』
「気にしないで行ってきなさい
まぁ、ある意味無事では済まないと思うけれど」
『やだ、こわい』
「せっかく奥手なバーボンの背中を押してあげたのよ感謝しなさい」
『全くもってありがたくない…』
「ほら、荷物持って」
そう言って荷物を無理矢理持たされる
『……ベル楽しんでるよね?』
「ええ、すごく」
『潔い!』
「貴女はちゃんと幸せになりなさい
どんなことがあってもバーボンだけは貴女の所に返してあげるわ」
『まるで最後みたいな台詞言わないで』
「……次いつ会えるかわからないもの」
『っ…絶っ対またデートしてもらうから!
そんでもって色々話するんだから!』
「…!、そうね、楽しみにしてるわ
……あおい」
『ん?』
「愛しているわ、私の可愛いprincess
貴女は今のまま変わらずいてちょうだい」
『……やばい、私ベルが男だったら惚れてるわ』
「やめて、バーボンに殺されるわ」
『冗談、でも私もベルのこと大好き
会えなくてもメールとか電話していい?』
「ええ、待ってるわ、それじゃ頑張ってね」
『…頑張ってみる、またねベル』
ベルの車が見えなくなるまで手を振って
家に向き返る
『よし』
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作者名:黒羽 | 作成日時:2019年5月19日 22時