42話 ページ43
仁王君への説教が長かったせいか時間がギリギリになってしまったので皆さんと一緒に教室に戻ることになりました。
教室の扉を開ければ女子達が一斉に私を見て嫌な笑みを浮かべて…。
これは、また何かやってくれましたね。
よく見てみると何人かが同じ所をチラチラと見ていますし。
男子は気まずそうにしてますし。
丸「なんか、様子おかしくね?」
仁「じゃな」
お二人が話している間に目的の場所まで行く。
そこは教室に設置してあるゴミ箱で。
そこには見慣れた私の鞄がありました。
丸「花登?」
貴『早速やってくれましたね。』
ゴミ箱から鞄を出して付いてしまったゴミをはらう。
貴『これを見るのは私だけでは無いのによくやろうと思いましたね。』
丸「相変わらず冷静だな、怒らねぇの?」
仁「ブンちゃん、その質問は無駄じゃき」
貴『ゴミが付いただけですし、傷を付けられたわけではないので買い換える必要はないですね。』
丸「つよー…」
仁「この子、ちょっと変わっとるんじゃよ」
貴『多少自覚してますが、仁王さんには言われたくないです。』
仁「酷いのぉ…」
丸「でもよぉ、女子はともかく男子も見てみぬフリかよ…」
貴『同罪、ですよね。』
丸「あのー…花登さん?もしかしなくても楽しんでません?」
貴『えぇ、とても。』
仁「ホントに何する気なんじゃ?」
貴『まだ内緒です。』
誰も知らない、知らないからこういうことをやれる。
あとはタイミングですね。
さっき一瞬思い付きましたが、よくよく考えれば記念日にやるわけにもいきませんし…。
あ、こういう時に案をくれる人がいましたね。
半強制的に呼び出されたのは少々迷惑でしたが、これは丁度良いですね。
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仁王彩香 - 前に更新されていた白石の妹夢主の作品また、作って欲しいです! (2020年8月26日 13時) (レス) id: a60876bc3f (このIDを非表示/違反報告)
なみだ雨(プロフ) - 更新する事よりもまず何よりも、ご自分の体を休ませてあげてください。事態が早く収束し、作者様の状態が良くなることを祈っております。長文失礼致しました。 (2020年8月26日 4時) (レス) id: cfadf15058 (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香 - そうだったんですか。しつこく催促して申し訳ありませんm(._.)m 更新されるのを楽しみに待ってます^ - ^ (2020年8月26日 1時) (レス) id: a60876bc3f (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香 - ????? (2020年8月25日 23時) (レス) id: a60876bc3f (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香 - 更新再開お願いします。゚(゚´Д`゚)゚。 (2020年5月20日 2時) (レス) id: 9f5e24e49c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒羽 | 作成日時:2018年5月5日 4時