人見知り少女は多忙だそうで…？

11話 ページ12

幸「あ、もうすぐ時間だね、戻ろうか」


貴『では私は後で戻ります。』


赤「なんでスか？一緒に行きましょうよ！」


貴『……既にもう遅い気もしますが皆さんと一緒に戻ったりしたら更に問題が起きそうなので。』


丸「あー……女子の事か」



丸井君の言葉にこくりと頷く。



貴『別に私自身はどうでもいいんですけど
あまりにも酷いと後々面倒なんですよ……。』


丸「？よくわかんねーけど、お前が言うならしかたないか」


仁「ちゃんと戻ってくるんじゃろ？」


貴『はい、もちろんです。』


柳生「何かあったら仁王君達に言うといいでしょう
我々も協力しますから」


柳「あぁ、俺も、もしもの為に何か策を考えておこう」



彼等の言葉にお礼を行って


先に教室に戻って行くのを見送り……。




貴『……此方も、連絡しておきましょうか』




滅多に使わないスマホを取り出して


一人に電話をかける。




貴『……お久し振りです。

１つお願いがありまして。





.






.






はい、ではお願いします。お父様。』





父の「詳しく」の言葉をスルーしてお願い事だけを伝え。



私は別のスマホでもう一人に連絡をとる。








貴『……朝ぶり、景吾。』



跡「お前からなんて珍しいじゃねーか
何かあったのか？」



貴『……今後何かあるかもの方が正解かな。

だから助言？というか対策というか……。


景吾の所も同じだと思うし……。』




跡「？、詳しく説明しろ。」



貴『えっと……つまり






.







ってことがあって……。』




今日の事を軽く話す。


すると景吾が少し無言になってしまった。




貴『……景吾？』



跡「…あぁ、悪いな

それより、何か起きる以前に

俺はお前が他人と関わったほうが驚きだ」




貴『うん、言うと思ったよ。

自分でも驚いてる。』




.





.



.









驚いてはいるけれど



それが嫌じゃないということは



まだ黙っておこう。

12話→←10話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す