6話 ページ7
「君が人質になった時、直ぐに助けようと思ったんだがコナン君に止められたんだ」
『見てたんですか?』
全然気づかなかった
「君が演技してるのは解っていたが犯人が短気だったことは予想できなくてね」
『あー…あれは驚きました』
「解っていれば怪我をさせることもなかったんだが…」
『あーもう!気にしないでください!
そんな顔しないでください!降谷さんらしくない!』
「最後のは酷いな」
『う…』
「で?」
『はい?』
「なんで毎回御守りをコナン君に預けるんだ?
あの御守りの中身、僕があげた物だろ?」
『あ、あれは…その…』
「ん?」
顔が!顔が近いです!
そんなに見ないでください!
「言えない?」
『ふ、降谷さんから貰った…大切な物なので…
汚したくなくて、あのまま持ってたら傷つけられちゃうと思って…』
やばい、言ってて恥ずかしい
そして怒られそう、それより自分を守れって
そう思って俯いてたら優しく抱き締められた
『ふ、降谷さん?あの…』
「君は急に可愛いことを言ってくれるな」
『え、あ、あの…』
「大切にしてくれるのは嬉しいが僕は君の方を大切にしてるのは知ってるだろ
本当に無茶しないでくれ」
『…それ、降谷さんにそのままお返しします』
「…それは、何も言えなくなるな」
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作者名:黒羽 | 作成日時:2019年5月11日 4時