4話 ページ5
ふぅ…と息を吐くと新一と安室さんが走ってくるのが見えて
「あおいさん!」
「あおい姉ちゃん大丈夫?血が出てるよ!」
『大丈夫…なのかな?』
「全然大丈夫じゃないですよ!
頬が切れてるじゃないですか!」
安室さんに言われて自分の頬を触れば血が付いていた
『あぁ…さっきの…』
「それに首も!女の子なんですから無茶しないでください!」
『それは毎回事件を引き寄せてるコナン君に言ってくださいよ』
「あ、あはは〜、偶然だよ、偶然」
『もう…、あ、御守り』
「これだよね?はい」
『良かった、なんともない』
「預かったのに傷つけないよ」
『私は傷ついたけどね』
「何を呑気に話してるんですか…」
『あ、安室さんもお店の買い出しですか?』
「いいえ、夕飯の…じゃなくてですね
怪我をしてるんですから病院に…」
『あぁ…大丈夫ですよ、これぐらいもう慣れました』
「慣れないでください
病院が嫌なら手当てしますから家まで送ります」
『それこそ大丈夫です!
安室さんの車が汚れますし!』
「そんなこと気にするより自分のことを気にしてください」
『う…それは…そうですけど…』
「あ!僕もう帰らないと」
『ちょっ!コナン君!?』
「安室さん、あおい姉ちゃんのことお願いね!
絶対まともな消毒とかしないからって新一兄ちゃんから聞いてるから!」
それだけ言い残して本当に帰りよった
いや、逃げたなアイツ
173人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:黒羽 | 作成日時:2019年5月11日 4時