不幸女子高生とトリプルフェイス (ページ13)

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11話ページ13

『……ん…』

翌朝…というには早すぎる朝４時

目を覚ませば目の前にイケメン

これも慣れない

というか心臓に悪い

彼を起こさないように布団から出てリビングへ

『ふぁぁぁ……ん、確か６時前に出るっていってたっけ……』

冷蔵庫の中身を見れば豊富にある食材達

んー…と頭の中で作れるものを構築する

『たぶん…５時前には起きてくるから……』

よしっと作業にとりかかる

朝食は簡単なベーコンエッグとパン

あとは降谷さんの弁当

セロリは絶対だから……

同時進行で作業を進めて終わった頃には４時４０分

『そろそろかな』

コーヒーの準備をしていると足音が聞こえて

「おはよう」

スーツを身に纏った降谷さんがいた

『おはようございます』

「何時に起きたの？」

『４時ぐらいですね、もうすぐできますから待っててくださいね』

テーブルにコーヒーを置いて椅子に座る

『「いただきます」』

食べながら他愛のない会話をするのが当たり前になってる

学校のことだとかいろいろ

『「ご馳走さまでした」』

「もうこんな時間か」

『ですね、あっ！お弁当作ったので持っていってください』

「弁当？作ってくれたのか？中身は？」

『はい！簡単な物しか作れなかったんですけど中身は食べるときのお楽しみです』

「はは、じゃあ楽しみにしてるよ」