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26話(出逢い編) ページ29
降谷side
安室透として働いてるバイト先ポアロ
そこの買い出しから戻ってくれば梓さんにとあるテーブルを指さされ
“ハムサンド、あの子に一番に出してあげてください、ずっと待ってたんですよ”
と言われてそのテーブルに目を向けるとコナン君と初めて見る女性が会話をしていた
見た感じ高校生、蘭さんと同じくらいか
梓さんの話では僕が買い出しに行った直後に来店しハムサンドを頼んだらしい
時間がかかると説明すれば“待ってます”と二度も言われたそうだ
あまりこっちを見ないから他の人と違って僕目当てではないと見える
20分も待ってるそうで急いで作り持っていく
自己紹介と少しの会話
そして待ってましたと目を輝かせていた
一口食べれば“美味しいです！”と笑顔で言ってくれた
可愛いと思った直後高校生相手に何をと自分に言い聞かせる
するとふと彼女の腕に目がいった
包帯？怪我でもしているのか？
それもかなり酷いのか包帯の巻かれてる範囲があり得なかった
匂いから湿布を隠してるわけじゃない
だとすれば火傷か、擦り傷か…
だがそれだと範囲がおかしい
あまりにも見すぎたのか
『何かついてます？』
聞いてもいいのか？
初対面だぞ？
そう思ったのに何故か口は止まらなかった
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作者名：黒羽 | 作成日時：2019年5月11日 4時
