私、今日から「忍たま」になります！〜Part２〜

第７２話 その笑顔 の段 ページ48

『それにしても、タソガレドキ城と忍術学園は仲が悪いって聞いてたんですけど、なんで敵である私に優しくするんですか？』

雑渡さん「忍たまの良い子達が好きだからかな」

そう言い雑渡さんが笑ったのか目を細くしたのを見る

あ、なんか今の事故で病院に入院していた時のお父さんの顔に似てる

ん？あれ？お父さん？お父さんが事故したことなんてないよね？

違う、今のお父さんじゃなくて、昔の、この世界に生まれてくる前の・・・

この瞬間、私の前世の時のお父さんが事故に遭い全身が包帯に巻かれ入院していた記憶、そして私に笑いかけながら、Aの笑ってる顔が好きなんだ。だから、そんな顔をするな。と、そして最後に愛してると言いこの世に去った時の記憶が戻った。

あ、お父さん、わたし・・・

思い出した私は心臓が、心がはちきれそうなほど苦しくなり胸に方手を当て握りしめた。そして少し顔を下に向ける。涙を我慢しようと

だが、我慢することは出来ず目から涙が溢れる。

その瞬間、雑渡さんの背の方の屋根裏がバキバキと音を立て崩れその中から人影が3人の影が降り立つ。

その正体は食満留三郎先輩、潮江文次郎先輩そして善法寺伊作先輩だ。

私の一番近くに降りたのは伊作先輩。

伊作先輩「助けに来たよ。遅くなってごめんね」

そう私を安心させようとしてくれてるのかいつもより一段と優しい声で言いながら私の肩に手を置きもう片方は頭を撫でてくれている。

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