第59話 約束と違う の段 ページ31
『あれ?先輩方、食堂へ向かわないんですか?』
伊作先輩「うん、やる事があるからね」
と爽やかーーーな笑顔で言う伊作先輩
乱太郎「ごめんね。A」
2人の言葉にものすんごーーく嫌な予感がした私はは先ほど救出されてもらった落ちた落とし穴に素早く戻った
食満先輩「ほーら、何やってるんだ?出てこい」
と上から覗く食満先輩
『つ、付かぬ事をお伺いしますが、私を保健室に連れて行く気、では、ないですよね?』
と恐る恐る伺う
立花先輩「あぁ、落とし穴に落ちたんだ。怪我してるかもしれないだろ?」
『でも、なんで保健委員会の他の先輩達まで残っているんですか?それに怪我はしてませんし・・・』
と聞くと少し苦い顔をする先輩方
『やっぱり!薬ですね!?薬なんですね!?嫌ですよ私!!それに、逃げ切ったんだから薬飲まなくてもいいはずです!』
潮江先輩「ほら、わがまま言ってないで出てこい」
『なんでですかー!約束が違いますよ!!』
伊作先輩「ごめんね。でも、これだけは譲れないんだ。学園長先生が約束したとしても、保健委員会としてはね」
私が頑なに落とし穴から出てこようとしない様子を見て七松先輩が降りてきた。
七松先輩「ほら、行くぞー」
と言い私の首根っこを掴む。が、私は連れていかれまいと必死に抵抗する
七松先輩「A、そんなだといい忍者になれないぞ。長次もそう思うだろ?」
中在家先輩「もそ・・・」
と言い頷く
七松先輩「兵助、手伝ってくれ」
久々知先輩「あ、はい」
すると、久々知先輩も降りてきて七松先輩と協力して私を地上へと連れ出す
が、それでもなお、私は落とし穴に手をかけ連れていかれないよう耐える
『いーやーでーすー!』
と子供のように駄々をこねる。がそれも虚しく、竹谷先輩にその手を離され、七松先輩に俵担ぎにされ保健委員会と各委員長に見張られながら保健室に連行された
もちろん連れていかれる間も抵抗したがさすが六年生の七松先輩。微動だにしなかった
な、なんて力だ・・・しかし!諦めるわけにはいかない!!
と意気込むも、薬を渡され等々逃げられないと観念した私は薬を口に含んで素早く飲み込む。そして、大量の水を飲んだ
『うげ・・・に、苦すぎる・・・み、水を・・・』
薬を飲み終わってもなお水を大量に飲見続けるその様子を見た保健委員会と各委員長は本当に苦手なんだな。と思ったそう。
だって、本当に苦いの大きらーーーいで大の苦手なんだもん!!!!
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勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡 - (*´∀`)👍 (2023年2月8日 14時) (レス) @page50 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - タソガレドキ組頭さすが!今後の展開がますます気になります!引き続き健康に気をつけて更新してください。 (2020年9月16日 13時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
しろくま(プロフ) - ユリリンさん» ご指摘、ありがとうございます! (2020年9月11日 21時) (レス) id: dcc7e5857d (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - 69話の兵助の兵の字が間違っていました。気をつけてください。 (2020年9月11日 20時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - 今回も面白いです。続き楽しみに待っています。 (2020年9月9日 9時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しろくま | 作成日時:2018年1月3日 18時