私、今日から「忍たま」になります！〜Part２〜

第３５話 何かいい方法 の段 ページ4

火薬委員会からは何とか逃げることができたと安心したのはつかの間、違う隠れ場所を探そうとこっそり歩いていたら、図書委員会に見つかってしまいました。

『・・・・・』

中在家先輩「・・・・・」

・・・私の前に立って黙るのやめて下さいよ・・・

中在家先輩「もそ・・・」

あ！なんか喋った！・・・喋ったけども声が小さすぎて何言ってるか全然分からないです！

という事で、中在家先輩の一番近くにいたきり丸に聞くことにした。

『きり丸、中在家先輩なんて仰ったの？』

きり丸「熱はもう大丈夫なのか？と仰ってる」

『え、あ、は、はい！熱はもう下がりました！もう元気です！』

まさか、心配されるとは思ってなかったから最初びっくりしちゃった

まぁ、でもそんな全員が全員私を捕まえようとはしないだろうしね

中在家先輩「・・・そうか、それは良かった」

お！次は何とか聞き取れた！

『心配かけてすみま』

中在家先輩「では、Aを捕まえようとしよう」

『・・・・・・・え？』

捕まえるって言わなかった？

いや、聞き間違いって事もあるかもしれないし・・・

『す、すみません。もう一度言ってもらえませんか？』

中在家先輩「・・・Aを捕まえようとしよう」

聞き間違いじゃなかったー！！

何かいい方法、この場を逃げ切る方法、何か、何か・・・

不破先輩「！！ 中在家先輩！向こうから体育委員会が来てます」

ん？ 体育委員会？

能勢先輩「体育委員会がくる前にAを捕まえちゃいましょう！」

体育委員会・・・あ！そうだ！

『な、中在家先輩！私が体験に行った日の事って覚えてますか！？』

中在家先輩「？」

不破先輩「その日は確か」

久作先輩「ページが破られていた本が置いてあった日」

怪丸「それを見つけた中在家先輩が怒っていて」

きり丸「でも、Aがそのページの部分を覚えていてなんとか、ページの部分は補修できたって事。 か？」

『そう！それ！』

なという連繫力。一人一人のセリフが繋がっている！

中在家先輩「それがどうした」

『私、実は本をそんな風にした犯人見つけちゃったんですよ』

能勢先輩「え、誰なんだ？」

『今から来る人の中にいますよ』

不破先輩「今から来るってもしかして体育委員会か？」

『はい。今からそれを証明してみるのでそこの草むらに隠れててくれませんか？』

すると、火薬委員会は草むらに隠れてくれた

金吾「あ！Aだ！七松先輩！Aがいますよ！」

金吾の声を聞いた七松先輩と七松先輩率いる体育委員会がこちらへ歩いて来た。

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