第56話 足が速い の段 ページ27
〜伊賀崎孫兵side〜
A、まだ一年生、しかも転入してきて日も浅いのに走るの早いな・・・
同じ一年生の虎若、三治郎、孫次郎ならまだしも三年生の僕と五年生の竹谷先輩がすぐ追いつけないなんて・・・
竹谷先輩「早いな・・・だが・・・」
竹谷先輩も早いと思ったらしい。しかし、さすがは五年生、どんどんスピードを上げていく。
竹谷先輩「逃すものか」
Aが曲がり角を曲がった瞬間、また、大きな声が聞こえた。
『作法委員会ぃぃぃーー!!?』
竹谷先輩「作法委員会だって!?」
まずい、このまま作法委員会に取られてしまう
と思ったのもつかの間Aはすぐさま引き返してきたようで別方向へ慌てた様子で逃げていった。
曲がり角まで行くと砂埃が目に入ったのか目をこする作法委員会が見えた。
それを無視して僕たちはAが逃げた方向に向きを変える。
そんな中、作法委員会の委員長である立花先輩がこちらに気づく。
立花先輩「生物委員会!・・・そうはさせん!」
立花先輩は少し涙目になりながらクナイを僕たちの前に投げてきた。
竹谷先輩「おっと・・・」
竹谷先輩は急ブレーキをかけ止まる。
左近「クナイっ!?竹谷先輩!どうします!?」
竹谷先輩「どうするも何も立花先輩を突破するのは難しいぞ・・・」
どうしようかと迷っているの遠くから誰かの声が聞こえてくる。
立花先輩「こ、この声は、もしや・・・」
立花先輩がなぜか焦り始める。
兵太夫「立花先輩!しんべヱと喜三太が追いついてきました!」
「え?しんべヱと喜三太?」
立花先輩「作法委員会!生物委員会のことはいいからとりあえず、Aわ追いかけるぞ!」
そういうと、作法委員会は僕たちのことを置いてAを追いかけ始める。
三治郎「あー!抜け駆けだー!」
竹谷先輩「俺たちも追いかけるぞ!!」
慌てて竹谷先輩もそう言い僕たち生物委員会もAを追いかけ始める。
結局、なんで作法委員会はしんべヱと喜三太から逃げてるんだろう?
そんな事を思いながらAを捕まえるため走る。
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勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡 - (*´∀`)👍 (2023年2月8日 14時) (レス) @page50 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - タソガレドキ組頭さすが!今後の展開がますます気になります!引き続き健康に気をつけて更新してください。 (2020年9月16日 13時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
しろくま(プロフ) - ユリリンさん» ご指摘、ありがとうございます! (2020年9月11日 21時) (レス) id: dcc7e5857d (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - 69話の兵助の兵の字が間違っていました。気をつけてください。 (2020年9月11日 20時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - 今回も面白いです。続き楽しみに待っています。 (2020年9月9日 9時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しろくま | 作成日時:2018年1月3日 18時