第48話 デジャブ の段 ページ19
〜Aside〜
『その時になれば分かるよ!』
2人の頭の上にはハテナが浮かんだままだったがそのまま草むらに隠れてこれからをどうするか考える事にした。
後どのくらいで夕食だろうと思いしんべヱに聞く。
『ねぇねぇ、しんべヱ、後どのくらいで夕食か分かる?』
しんべヱ「うーん、だいぶお腹空いてきてるからあとちょっとだと思うよ!」
『あとちょっとねぇ・・・』
食いしん坊のしんべヱがあとちょっとっていうくらいだからあとちょっとなのかな?
太陽の傾きを見ようと草むらをかき分けようとすると誰かの声が聞こえてきた。
誰だろうと思い慎重にかき分けるとそこには保健委員会がいた。
その事を2人に小声で知らせここでやり過ごそうと伝える。
それにしても、何であんなにボロボロ?何があったんだろう。特に伊作先輩。確かに保健委員会は運がないって聞くけど・・・
チラッと二人の顔を見るとあー、不運な事があったんだなという納得したような顔をしていた。
よし、あとちょっとで通り過ぎる!
と思った瞬間。隣から大きな音が聞こえた。
音のする方向へ振り向くとその音の正体はしんべヱのお腹の音だった。
『しんべヱ!』
と小声で叫ぶ。
しんべヱ「ご、ごめん、夕食の話してたから・・・」
と小声で謝ってきた。
気づかれたか?と思い保健委員会がいたところに目をやると姿はどこにもなかった。
よかったぁ、ギリギリセーーフ
って思ったら戻ってきたぁぁ!!?
と心の中で叫ぶ。
だが、何かが足りない。そう、伊作先輩の姿が無いのだ。
なんか、前にも同じような事があったような・・・
まさかと思いつつ後ろを振り返ると伊作先輩が木の上にいた。
伊作先輩「やぁ、よく気がついたね」
『やっぱり居たぁぁぁ』
と次は声に出して叫びしんべヱと喜三太の手を引っ張っり草むらから勢いよく飛び出て走り出す。
喜三太「ど、どうしたの!?」
「後ろの木の上に伊作先輩がいたの!」
しんべヱ「伊作先輩が!?」
と言った瞬間、後ろですごい音が聞こえ振り返った。
そこには乱太郎が何も無いところで転びその後ろにいた伏木蔵と左近先輩と三反田先輩が乱太郎につまづき転んでいた。
しんべヱ・喜三太『え??』
まさかの光景に3人揃って声が出た。
伊作先輩も気付き転んだ保健委員の側へ言った。
伊作先輩「!!皆んな、大丈夫かい!?」
は、はい・・・とそれぞれ転んだ保健委員が言う。
私も心配になり逃げる事を忘れ立ち止まっていた。
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勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡 - (*´∀`)👍 (2023年2月8日 14時) (レス) @page50 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - タソガレドキ組頭さすが!今後の展開がますます気になります!引き続き健康に気をつけて更新してください。 (2020年9月16日 13時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
しろくま(プロフ) - ユリリンさん» ご指摘、ありがとうございます! (2020年9月11日 21時) (レス) id: dcc7e5857d (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - 69話の兵助の兵の字が間違っていました。気をつけてください。 (2020年9月11日 20時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - 今回も面白いです。続き楽しみに待っています。 (2020年9月9日 9時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しろくま | 作成日時:2018年1月3日 18時