私、今日から「忍たま」になります！〜Part２〜

第４６話 セリフの意味 の段 ページ17

よし、勝てたのはいいとして、一つ問題がふえた。それは、

しんべヱ「潮江先輩。会計委員会はいつから居たんですか？？」

そう、会計委員会がここにいるという問題が増えた。

潮江先輩「ん？あぁ、それは、Aが厨房から出てきた辺りからだな」

ほぼ最初っからじゃないですか。

てか、まずこの状況をどうにかしなきゃな。

・・・よし。

『んー、せっかく食満先輩に勝てて今回は用具委員会に捕まらずに済んだって思ったのに・・・これじゃあ、潮江先輩、会計委員会に捕まっちゃいますね・・・』

なぜこんな事を言うかというと、
会計委員会から逃げるにはから用具委員会に相手にしてもらうしかないと思ったからだ。
つまり、上のセリフの意味は、

このままだと会計委員会に捕まって用具委員会に入るとこは無くなる。

という意味。これが伝われば食満先輩率いる体育委員会が会計委員会から一時的に守ってもらえるのでは？と思ったのだ。

食満先輩に伝わったかな？と思い食満先輩をちらっと横目で見ると目があった。

食満先輩「・・・ふっ、仕方ない。会計委員会に取られるには行かないからな。Aの策に乗ってあげるか」

『！！食満先輩！ありがとうございます！』

食満先輩「礼はいい。それよりしんべヱと喜三太連れて早く逃げろ」

潮江先輩「そうはさせるか！」

潮江先輩も私の意図に気づいていた様子で驚くこともなく私を捕まえようと近づいてきたが素早く食満先輩が私の前に出て守ってくれた。

『しんべヱ！喜三太！行くよ！』

私は二人を連れてその場を後にした。

はぁ、とりあえず逃げれた・・・それにしてもよく二つの委員会から逃げられたなぁ。

そして、今は校庭の草むらの影に隠れている状態だ。

しんべヱ「まさか、あの二つの委員会から逃げられたなんて凄いね！」

喜三太「うんうん！僕びっくりしちゃったよ〜」

『私も今びっくりしてるよ〜。体育委員会に見つかった時は逃げられないと思ったしね！』

逃げれた事に驚きと興奮を隠せず草むらに隠れながら3人は大きな声で話す。

その事に気付き、ハッとなり私は二人に見つかっちゃうから小さい声で、と伝える。

喜三太「あ、ごめんね。興奮しちゃって」

『ううん、私も興奮しちゃってたから』

さて、これからどうするかな。

しんべヱ「ねぇねぇ、聞きたかったんだけどなんで僕たちを連れてきたの？」

『あー、それはね作法委員会から逃げる為！』

それを聞き、二人の頭の上にはハテナが浮かんだ。

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