私、今日から「忍たま」になります！〜Part２〜

第４５話 勝負の結果 の段 ページ16

食満先輩「で、どうする？ 勝負するか、しないでこのまま捕まるか」

その聞き方ほぼ一択しかないじゃないですか。

でも、どっちにしろ答えは決まったんですけどね。

『勝負させて下さい！』

私は自分の記憶力を最大限に発揮できる勝負内容を提示する。

食満先輩は了承してくれた。

『勝負の前にもう一ついいですか？』

食満先輩「なんだ？」

『私が勝負に勝ったら見逃してくれるついでにしんべヱと喜三太を連れて行きたいんですが・・・』

しんべヱ・喜三太「え？僕たち？」

何故、しんべヱと喜三太を連れて行きたいかというと、もし作法委員会に出会った時に作法委員長である立花先輩を撃退する為だ。

この前、立花先輩が独り言で

何でしんべヱと喜三太が揃うと毎回ロクな目に遭わないんだ？

など、ボロボロになった姿で校庭を歩きながら言っているのを見たことがある。

その事を思い出し、毎回と言ってるならもしかしたら撃退できるのでは？と思ったのだ。

『いいですか？』

食満先輩「いいだろう」

『！ありがとうござます！では、早速始めま』

食満先輩「っと、その前に」

「『？』」

食満先輩「会計委員会、隠れてないで出てきたらどうだ？」

な・ん・で・す・と・？

すると、草むらから会計委員会がぞろぞろと出てきた。

潮江先輩「なんだ、気づいてたのか」

食満先輩「てめぇは隠れ方が甘いんだよ」

潮江先輩「何だと！？てめぇこそこの前の実習の時に俺より先に見つかってたじゃねぇか」

そして、恒例の食満先輩と潮江先輩の喧嘩が始まった。

だが、なんとかその場にいる皆んなと協力して喧嘩を止める事が出来た。

団蔵「ふぅ、ひとまず収まった。あ、それよりA」

『ん？』

団蔵「食満先輩と本当に勝負するの？結果は見えてると思うんだけど...」

『うん！勝負するよ！それに勝負内容は記憶力が勝負を左右するものだからね』

団蔵「あ〜、確かにそれならAに勝機があるね」

『でしょ？』

そして、食満先輩との勝負が始まった。

結果は・・・

『勝ったぁ！！』

食満先輩「負けただと...(確かにAの記憶力が凄いということは知っていた。だがここまで凄いとは)」

潮江先輩「ふっ、一年生に負けるとはそれでも最上級生なのか？」

食満先輩「なぁにっ！！お前こそこの前の・・・」

食満先輩と潮江先輩との喧嘩が始まったものの今回も皆んなと協力してなんとか喧嘩を止める事が出来ました。

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