【蓬菊】いつも明るいマネージャーには特大秘密が？【踊】 (ページ39)

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-まりんside-

Aが1番メンタル弱いのは俺が1番知ってる。
昔から強気に出て、それが終わると空気が抜けたように座り込んで涙を流す。
それも人のために。

昔からずっとAはそう。

人のために平気で自分を犠牲にする。
その矛先が例えAに向こうとも。
過去のraincoatとしての炎上は理不尽だったけど。

Aは俺の胸で悔しそうに泣いてる。

『A、大丈夫やで。りおんも分かってる』

A｢でもっ…イラッとしちゃった…ｯ空気悪くしたくなかったｯ…！｣

『Aのせいやないし、空気悪くしたのもさっきのやつ。イライラするのは俺もだし普通のことやで。だからそんな自分を責めんなよ』

A｢私はマネージャーなのにっ…ｸﾞｽ｣

『マネージャーでも一人の人間やろ？俺らと同じ。
俺らもAが大切やしAは俺らが大切やろ？お互い様やで？』

A｢めんどくさいマネージャーでごめんね…もぅ大丈夫だよ｣

『なにもめんどくさいって思ってないから。無理すんなよ？自分が1番言ってることとやってること出来てないんだから』

A｢はあい…｣

そうすると目を擦って元の仕事に戻っていった。

俺は楽屋に戻って報告。

カナ｢お、どうだった？｣

『もぅバッチバチよ。キレる寸前だったわーｗ』

ハネ｢え、Aのキレってやばくない？｣

『やばいよまじで。とりあえず撃退したから大丈夫やで。りおん』

りお｢あ、ありがとうございます…｣

まさ｢でそのAは？もう仕事？｣

『うん。1回泣いたら吹っ切れたみたい』

芝健｢泣いた！？｣

『A、最初は強気でいくんだけどほんまは自分が1番メンタル弱いんよ。やから怒って終わったらいっつも泣いてる』

まさ｢A、メンタル弱いの…！？｣

ハネ｢そうなんだ…｣

『やから、Aは強いって言わんといてあげてね。1番自分が俺らに言ってることできてないから。』

りおんに心休めてってかっこよく言うくせに自分はもやもやしたまま仕事で気を紛らわそうとしてる。

カナ｢女の子なのに、度胸すごいな｣

『Aは昔から人のためにあんな感じやでｗ』

芝健｢なんか誇らしいね！ｗマネージャーが素敵な人で｣

『せやな』

-Aside-

仕事しようかと思ったけど、私の目元を見て気を使っていただけて休んでていいって言って貰えたから楽屋に来たんだけど。

私のメンタルの弱さ話してるわ…
恥ずかしい。

芝健｢なんか誇らしいね！ｗマネージャーが素敵な人で｣

私もあなた達が誇りだよ。