【蓬菊】いつも明るいマネージャーには特大秘密が？【踊】 (ページ38)

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-Aside-

『ﾁｯ…まじで…』

｢えーっ？ｗ怒っちゃったァ？ｗｗ｣

私をバカにすることはいい。我慢出来る。
大丈夫。こんな女すぐやれる。
納めろこの手と足を。口と頭だけ動かせ。

『あのさぁ、お前何歳だよ。大人だろ？子供か？でも中学生でもこんなことしねぇよ。お前の頭どうなってるん？』

｢は？｣

『りおん、怖がってたやん。なんで分かってあげないの？好きなんじゃないの？なんでそんなことするのか理解できない』

｢私はただ！！りおんと付き合いたいの！！！なのに！！！りおん何も言わないし！！！！｣

『なんでりおんと付き合いたいの？』

｢好きだからに決まってんじゃん！！！｣

『じゃありおんのどこが』

｢全部よ！！！！！！！｣

『そーか。そんなにりおんのことが好きならこんなことするなよな！！！！！』

好きなのに、好きなやつのこと傷つけて。

『何が楽しいんや！！！！！！好きなやつのこと傷つけて、大事な時にメンタルやられて！！！！馬鹿じゃねぇの！？！？好きなら好きって素直にルール守っていりゃりおんに好きになってもらえんだよ！！！！！お前はそんなんだからりおんに何も言ってもらえねぇんだよわかるか！？！？』

｢う、うるさい！！｣

『もし、申し訳ないと思い始めてんだったら神経改めてまた出直してこい。りおんに謝れ。
でも自分が悪くないと思ってるんだったら自分がかわいすぎるお前はもういらねぇ、りおんにもな。まじで一生戻ってくんな』

｢ﾁｯ…｣

ドアを勢いよく開けて出ていった。

ライブよりも体力を使ったような気がして壁にもたれかかって床にへたりと座り込む。

すると角から

｢おつかれ｣

『あーまりん。見てたん』

まり｢キレたらやばいと思ってｗ｣

『あんなんキレる価値もないわ』

まり｢ちょっと危なかったけどなーｗ｣

流石にキレそうだった。
大切なメンバーのメンタルやって好きなくせに好きなやつのこと考えてねぇやつの面、へらへらしてて本当にキレそうだった。

まり｢ほら、｣

『あぁ、ありがと』

座り込んだ私に手を差し出してくれた。
そのまま

『え、』

まり｢ほんまはAが1番メンタル弱いん知ってるで｣

『まり、ん…ｸﾞｽ』

抱きしめてくれた。
まりんには嘘なんてつけない。