ﾏﾈｰｼﾞｬｰの風邪 ページ14
-まりんside-
今日はAとスタジオ巡り。
てなわけなんやが、いつもとAの様子が違う。
目はとろけてるし横から見ると顔が赤く見える。
朝会った時の声もがらがら。
『ちょっと休も。車停めれるとこ止めてさ』
A｢ん"｣
流石に風邪でも引いてるんじゃないのかと思って休憩を。
コンビニに着くや否やトイレに行ってくると言って歩き出すA。
心配だから俺も着いてく。
なんか買ってあげよ。
風邪薬とか水とか。
サッとお会計を済ませて立ち読みしてると出てきたA。
ぼーっとしていてもう歩くだけでふらふら。
『え、ほんまに大丈夫？風邪やない？』
A｢まり…かぜぇ…ドギーの、移った…｣
『風邪？無理してると後で大変なことになんで。まだ運転できそ？』
A｢なんとか…｣
『じゃあ俺んちまで飛ばしてもろて、今日は泊まりい？』
A｢ありがとまりん…｣
『ええって、はよ休も。ごめんなぁこんな時に俺が免許持ってれば…』
A｢まりんは悪くないやろ、いいの。体調悪くても来た私が悪いんだから…｣
ふらふらのAを支えながら車に乗り込んで、車を飛ばしてもらう。
くそ、免許さえ持ってれば。
A｢ついたっ…も、無理、いたぁい…｣
『早く気づいてやれんくてごめんな、俺の背中乗ってええよ』
A｢ん…体重い…｣
『風邪やなぁ…て体熱っ…熱高いんじゃない？』
Aをおんぶして荷物もってマンションに入る。
妹かな？ｗちゃんと同い年なんだけどねぇ。
Aはちっちゃいから。
部屋に入ると俺のベッドにAを寝かせに行く。
『A、ちょっとまってて』
A｢ん…｣
『なんかあったら呼んでよ？』
A｢んかった…｣
Aはしんどいときに限って声をかけてくれないから困る。
体温計と熱さまシートとちょっと腹に入れるものと水と薬持って戻る。
『A、熱測り？』
体温計を渡して熱さまシートを貼る。
＜ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ＞
『何度？』
A｢38,9…｣
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作者名：コイキング | 作成日時：2022年2月6日 23時
