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#R ページ5

卒業のシーズンになってくると思い出すんだなぁ。



高校生最後の日。

R「A!ちょっと待っとって〜!」

『ん?はーい』

卒業式も終わった昼下がり、突然呼び止められた。
よくモテてた仲のいい男子に。

よく集まってた桜の木の下で待つ。

確か卒業したら東京にいくんやっけなぁ、と思いながら。
まぁ私も東京の大学に行くからあっちでも会うのかなと。

R「ごめーん!」

『ん?遅いやーんどしたん?』

R「言いたいことあるんやけど、」

こんなかしこまって、どうしたんやろか。

R「Aのこと好きです。俺と付き合ってください!」

『えっ……!?ほ、ほんとに、?』

R「ほんと!!Aが好きやけぇ、ずっと一緒にいたいんよ」

『私も、亮なら……一緒に居たいけぇね、こちらこそです』

R「まじ!?ほんとに!?うわぁ〜緊張したぁ!!」

『一緒に東京行こうね』

R「いく〜〜!!!」

『うるさぃ、早く打ち上げいくよ』

R「ひどっ!?」


あれから数十年経ってるけど。
未だに一緒にいるの本当に不思議だよね。

もちろん、結婚はさせてもらってるんだけど。
この結婚からも数年経ってるとなると……時の流れって感じ。


R「なつけぇね〜」

『は?』

R「なんか当たり強くない!?w」

『春だね』

R「あ、そ、そうなんよ。それのこと」

『んふw私も考えてたよなつけぇなって』

R「Aそういうとこ変わらんよね……w」

『亮なんて全部変わってないよ』

R「なんかちょっと複雑ぅ〜w」

何年も何年もこの距離感で心地いいんだな。

『亮、あの時なんで告白しようと思ったの?』

R「んー、何でやろうね。Aが遠くに行っちゃう気がしたんよ」

『同じ東京なのに?』

R「そう、なんかねぇ〜思ったんだよねwでしかもその前日、しらはんに相談しててww」

『え!?そうなの!?それは初耳……今度白濱に聞いてみよ…』

R「やめて!?w」


亮ってハッピーだし、思い立ったらすぐ!みたいなところもあるけど意外としっかり真面目だし可愛いんだよね。

『亮かわいいねぇ』

R「はぁ?wなにw」

『うん、もぅそのままで居てね』

R「Aもずーっと可愛いからね、ずーっとそれが好き!」

急な告白の後に抱きついてきて。

『わっ、びっくり、した……w』

R「照れてる?w可愛いよ〜〜」

自分の顔が熱くなっていることに気づいて

『離れろっ!!//』

R「ふははw可愛い可愛い〜ww」

『うるせぇ〜〜〜//』


結婚してるのにこんなカップルみたいなことしてるの頭おかしいのかも。

#Y→←#S



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szkwluna1022(プロフ) - とっっても素敵な短編集ありがとうございます!大好きです!!リクエスト随時受付中とのことでしたが、もしよければいろんなメンバーの嫉妬や独占欲の話が読みたいです(*'ω'ノノ゙ (2023年4月4日 7時) (レス) id: 8366412aed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:コイキング | 作成日時:2023年3月6日 17時

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