ちいさなしあわせ【SLH】

＃R ページ31

最近やけにしんどい。

仕事に関しても、オタクに関しても、彼氏もに関しても。
本当にやることが多すぎて、全て嫌になってくる。

何も無い日が無い。

そんな最近。


気温も上がってきた夏、早々に熱中症気味になりそのままズルズルと体調が万全でない状態が続いている。
仕事上、休めないし熱が出ない限りはやるしかないと思ってる

そんな時、彼氏、福重亮は楽しそうに撮った写真を上げている
楽しそう、いいなぁ、って思いながら私は仕事に。


おうちに帰れば彼氏が待ってる。
でも1人の方が楽で、誰にも迷惑かけないし。
何も考えなくていいから。

だいぶ暗い気持ちで仕事を終え、思い足取りで帰路に着いた。

『ただいまぁ、、、』

R｢おかえりっ！｣

『お風呂行ってくるね』

R｢いってらっしゃい！｣

キラキラ笑顔で悩みのなさそうな彼。
いつも楽しそうでいいなぁって思っちゃう。

僻み？ないものねだりだよね。

ぼーっと湯船に浸かってたら気づいたら数時間経ってて、すっかりのぼせていた。
ふらふらしながらも湯船から上がってスキンケアなりする。

そうするとちょっとだけ目の前が真っ白になる。

『ぁ……』ﾌﾗｯ

R｢大丈夫！？｣

『あ、ありがと……ちょっとのぼせただけ……』

後ろから支えてくれたりょうくん。

R｢A、最近無理してるやろ｣

『忙しいからねぇ……』

R｢だめ！明日は休みなさい！｣

『いやいやいや、休んだら納期間に合わないよ』

R｢でも、Aが倒れたら元も子もないよ？だから休も？｣

『それができたら……とっくにやってる……』

そうなのだ、休めない事情がある。
最近真面目にやっているのにも関わらず小さなミスが多い。
上司には大丈夫だよ、って言われる優しい職場なんだけどね。

『今日はちょっと、1人にして……』

そう言い残して振り返らず部屋を出る。
ベッドの上に寝転がれば疲れがどっと出てくる。

それと同時に意味もわからず涙がこぼれてくる。
なぜだろう。
なんでこんなに溢れ出てくるんだろう。
自分のこと、なにもわかってあげられない。

自然とネガティブなことばかりが思い浮かんでくる。

りょうにはオタクがいるし私よりも可愛いオタクが沢山いる。
きっととっても仲がいいんだろうし私にはしてくれないような対応をきっとしてくれるんだろうな。

そう思ったらもう終わり、涙が溢れて止まらないんだ。



私ってなんでこんなにだめなんだろう。

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