検索窓
今日:10 hit、昨日:29 hit、合計:8,426 hit

ページ24

急いでしらはん家に向かう。
インターホンを押せばすぐに開くドア。
エレベーターに駆け込み、部屋の前までくる。

ピンポーン
S「はよいけ」

R「ほんまごめんありがと」

S「それはAに言ったれ、あほ」


そう言うとシラハンはゆーまと一緒に玄関を離れていった。
気を使ってくれてありがとう。


部屋の奥に行くとベッドの上で規則正しい寝息を立てるA。
その顔は苦しそうで、目と鼻が真っ赤に腫れている。

R「ほんま…ごめんな……ッ」
Aの傍に座り、頭を撫でながら。

『ん……ぅ?……りょ…?』

目を擦りながら目を覚ましたA。

R「A、ほんとごめんね……おれ、知らんやった……」

『なにがぁ……?』

R「Aにお兄さんいること」

『あれ……A言ってなかったっけ…』

R「それで、さ駅で抱きついてるの見て…浮気、してると思って」

『あぁ…そうやったんだ………よかったぁ……りょちゃんが、私の事嫌いになってなくて…』

安心したようににこっと笑った。

R「帰れなんて言って……ごめ、ん……」

こんなに、こんなにAは俺を好いてくれてるのに、そんなAを俺が疑った。
それだけが仕方なく自分に腹が立つと、自然と涙も零れる。

『んーん…もう大丈夫…ほら、泣かないでぇ…?』

R「やって……ッ…!!」

ゆっくり起き上がって、俺を抱きしめてくれる。

『大丈夫…りょちゃん、お誕生日おめでとうっ♡』

ハッとした。
それと同時に、Aを強く抱きしめる。

R「Aッ……ありがとう……ごめんね…」

『うん、でももうごめんは聞きたくないからね?』

落ち着くまで抱き合ってた。
やっぱり落ち着くんだよなぁ、Aといると。

『りょちゃ、これね。頑張って選んだの』

R「あ……ありがと」

『ねぇ〜〜そんなしょんぼりした顔しないで?私はりょちゃんの笑ってる顔が好きなの』

R「ん、ありがとっ♡開けてもえー?」

『もちろん〜』

開けたら中にはピアスと靴。
さすがのAのセンス。めっっっちゃかわいい。

R「え!めっちゃかわいいんやけど!」

『へへ、かわいいでしょ!おにーもね、りょちゃんに会いたいって。動画見てるよ〜って言ってたw』

R「恥ずかしいなぁ……ww」


この数ヵ月後にはAのお兄さん、ご両親にご挨拶をした。

そのまた数ヵ月後には……



R「あ、お義兄さん!」

「お、りょーくん〜」

2人で飲みに行くぐら仲良くなった。

#K→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (8 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
18人がお気に入り
設定タグ:SLH , 踊り手
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

szkwluna1022(プロフ) - とっっても素敵な短編集ありがとうございます!大好きです!!リクエスト随時受付中とのことでしたが、もしよければいろんなメンバーの嫉妬や独占欲の話が読みたいです(*'ω'ノノ゙ (2023年4月4日 7時) (レス) id: 8366412aed (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:コイキング | 作成日時:2023年3月6日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。