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#R ページ22

今日は年の離れた兄と、私の彼氏にあげる誕生日プレゼントを買いに出かけている。

『ね、おにーどんなのがいいと思う〜?』

兄「んー…俺は会ったことないからなぁw」

『今度会わせてあげる〜でもりょちゃんめちゃ緊張しそうw』

兄「まぁ、俺は動画見てるから一方的には知ってるけどなw」

『え!動画みてんの!?w』

兄「まぁ、妹の彼氏って気になるやんw」

『えーそういうもん?w』

こんな感じで仲がいい。
てかおにーはシスコン気味なのでは。
1日練り歩いて、無事満足できるものが買えた。

『ありがと〜〜喜びそう♡』

兄「よかったwじゃご褒美にハグしてよ♡」

『きっしょwいいけどw』

兄「ひどーいww」

別れ際に。そのまま帰る。
その現場を目撃していた人がいたとは知らずに。

数日後、彼の誕生日の日。

お家にいると聞いたので家に向かう。

ピンポーン
R「はい」

『私です〜』

R「…はい」

元気ない…何かあったのかなぁ。
いつもより圧倒的に声が小さい。

玄関を開けてくれた彼も、暗い顔をしていた。

『お誕生日おめでとう〜!!』

返事は帰ってくることも無く、突然告げられた。

R「あのさ、もうこんでええよ」

玄関で靴を脱ごうとしていたらそう声をかけられる。
『え?なんで?』

R「もう、ええやろ」

『だから、なにが?』

R「もう無理や!!!かえれ!!!」

『なん……で、そんなこと言うん……!!』

R「もう…しんどい……帰って…」

『…………ッ』

そんな目、知らない。
私はすぐに後ろのドアを開けて外へ飛び出した。

あーあ、嫌われた。
なんで嫌われたの、?私の何がいけなかった、?

右手を見ればプレゼントの入った紙袋。
おにーが一緒に行ってくれて、頑張って選んだのにな。

『なんで………ッ』

気づけばいつもの公園、にいた。
しかし、先客がいた。

「あれ、A…?」

『……ッしょーたぁ……』

S「え!?どうしたん!?」

『りょぉに振られたぁ……』

S「はぁ!?」

その日はとりあえずシラハンの家に行って色々相談してた。

S「どうしたんやろね、りょーちゃんも」

『わからん…教えてくれなかった…私悪いことしたぁ…?』

S「Aはなんもしてへんよ。大丈夫」

『プレゼントも……渡したかったのにな……』

少し汚れた紙袋。

S「そっか、今日はりょーちゃんの誕生日やもんね」


泣き疲れてその日は寝てしまっていたみたいだった。
私はもう必要ないんだ……

・→←#S



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szkwluna1022(プロフ) - とっっても素敵な短編集ありがとうございます!大好きです!!リクエスト随時受付中とのことでしたが、もしよければいろんなメンバーの嫉妬や独占欲の話が読みたいです(*'ω'ノノ゙ (2023年4月4日 7時) (レス) id: 8366412aed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:コイキング | 作成日時:2023年3月6日 17時

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