＃S ページ21
今日は一日休みの日。
沢山寝ようと思ったら早朝に電話で起きた。
眠たい目を擦り、まだ薄暗い部屋の中スマホを開く。
ディスプレイには
白濱 翔太の文字が。
『ふぁ……もしもしぃ？どぅしたのぉ…？』
S｢今、撮影から帰ってきたんやけど……熱あるかもしれん…｣
『へ？熱？測って後で送っといて今から行くから待っててね』
S｢今から…？｣
『寝起きやけど誰もいないし大丈夫やろ……とりあえず熱計ってお水飲んで寝てなさいね！あ、お風呂は？』
S｢入ったけど……｣
『偉い。じゃあすぐ行くからね』
眠気もすぐ吹っ飛ぶくらい。
あの、！あのシラハンが！1人で全部溜め込むシラハンがだよ？
私の事頼ってくれてる、そのことが嬉しくてたまらない。
行き途中にあるコンビニで必要そうなものを買い漁って向かう
徒歩5分程度で着く。
合鍵を使ってエントランスを通って玄関まで。
『しらはーん？大丈夫？きたよ〜？』
S｢A……｣
弱ったシラハンがベッドにいた。
『顔真っ赤だねぇ。熱は？測った？』
S｢ん……38.4……｣
『わぁ、風邪だねぇ…食欲はありますか？』
S｢ちょっとぐらいなら…｣
『うん、いいこと。ゼリーとかがいいかな？』
ある程度食べたら薬を飲ませて、冷えピタ貼って。
なるべくずっとそばに居てあげる。
S｢…A……？｣
『なぁに？』
S｢ずっと傍にいて……？｣
『もちろんだよ。寂しくないようにずーっと居てあげる』
そう言えば安心したような顔をして目を閉じた。
いやぁ、平常心を保つの大変です。
ほんとーーに可愛いすぎる……
シラハンには悪いけど弱ってるとほんと愛おしさ増すよね。
シラハンの寝顔を眺めてたら、さっきまで怒涛だったことから覚めてた眠気が襲ってきて、そのまま眠ってしまった。
それでいて次に起きたとき
S｢やっぱ、可愛いなぁ…｣と声が聞こえ、頭を撫でられる感覚。
顔を上げればケロッとした顔をしたシラハン。
S｢おはよ……ごめんね、遅くから｣
『んぅ…？おはよぉ、もう熱下がった…？』
S｢まだちょっと微熱｣
『ぅん…よかったぁ〜ふぁぁ……』
S｢ありがとね…きてくれて…｣
『何言ってんの？当たり前やん…』
S｢もうちょっと寝よ…？｣
『ぅん…私も今日休みだからねぅ…』
S｢ここおいで｣
しらはんの胸の中はぽかぽかで、すぐに眠りについた。
今日はよく甘えてくれて風邪って得かも？←
後日、シラハンの風邪がうつったのは言うまでもない。
S｢今度は俺が看病やねｗ｣
『んぅ………』
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szkwluna1022(プロフ) - とっっても素敵な短編集ありがとうございます！大好きです！！リクエスト随時受付中とのことでしたが、もしよければいろんなメンバーの嫉妬や独占欲の話が読みたいです(*'ω'ﾉﾉﾞ (2023年4月4日 7時) (
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作者名：コイキング | 作成日時：2023年3月6日 17時
