#K ページ3
今日は彼氏くんの誕生日プレゼントの買い出し。
いつもは全部自分で決めてるけど今年はちょっと迷ってたので彼氏くんの仲間のリーダーさんと一緒に来ている。
好きなブランドの趣味とか彼氏くんと合うから知ってるのあるかなーって。
生憎、男性のブランドって私疎くて。
だから助かるんだよね。
『ごめんなさいねゆうまさん、付き合ってもらって』
Y「いいぇ〜wからすの溺愛してるかわいい彼女とデートできて嬉しい♡」
『え、カラスさんそんなこと言ってるんですか?w』
Y「カラスはAちゃんのことべた褒めだよ?wいつもAちゃんが可愛いの話してくるからw」
『それはぁなんかすみません……w』
Y「いいんだよ〜?ほんまにかわいいし♡」
『口説かないでくださ〜いw』
Y「そんなつもりないんだけどなぁ?w」
彼氏の可愛いお話も聞けて、無事いい感じのプレゼントも買えて、今日は満足して帰れる。
Y「Aはこのままカラスんとこ行く?」
『うん、このまま行こうかなぁ〜』
Y「送ろっか。俺ん家も近いしw」
『ありがと〜』
Y「タメも慣れた?w」
『頑張ってるw慣れては無いよw』
謎にタメ口をきけとご指定があったので頑張ってるところ。
Y「じゃねぇ〜また遊ぼうねww」
『もちろんw今日はほんとにありがとう〜』
手をひらひらさせて歩いていったゆうまさん。
ピンポンを鳴らして出てきたのは不貞腐れた顔をしているからすさん。
『えっ、なんか……怒ってます?』
K「怒ってへんし、ほら早く入って」
『は、はぃ……』
絶対怒ってんだよな……なんで……??
家には入れてくれる……し、お茶だって入れてくれる……。
いつも通りのおもてなしなんだけど……
『あのっ、からすさん……?』
K「あ?」
『どうしたんですか…?』
K「今日ゆうまくんといたやろ」
『はい……いました…』
K「何でおったん。言ってへんかったやんそんなこと」
からすさんの誕生日はあと5日後。
でも、言うしかないよね。
『これ……』
K「これなに?」
『からすさんの……誕生日、プレゼント……』
K「は?えっ?」
『これ買いに、付き合ってもらってて……』
K「っはぁ……??もうびっくりしたわぁ〜、タメで話しとるし飽きられたんかと思ったぁ…」
『そんなわけ!!からすさん一途ですよ!!』
K「ほんま?じゃあ確かめないとねっ」
ニヤリとギザ歯を輝かす。
次の日の私の腰は砕け散っていた。
そして、なんで一緒にいるのを知っていたのかを問いただすのはまた別の話。
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szkwluna1022(プロフ) - とっっても素敵な短編集ありがとうございます!大好きです!!リクエスト随時受付中とのことでしたが、もしよければいろんなメンバーの嫉妬や独占欲の話が読みたいです(*'ω'ノノ゙ (2023年4月4日 7時) (レス) id: 8366412aed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:コイキング | 作成日時:2023年3月6日 17時