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#K ページ15

私の彼の翼はSLH、というグループで活動している。

といってもまだ付き合ったばかりでよく知らないんやけど。


今日はSLHの皆さんのイベントに来ている。

翼は高校の同級生。
卒業してからずっと会ってなかったけど、私の親友からSLHを教えてもらい、翼だということに気づいた。

でも1つだけ、隠していることがある。

私が喫煙者であること。

過去に付き合った男性で、喫煙なことをすごく嫌がって別れたことが何度もある。

それもあって、翼とSLHの前では吸わないようにしてる。

SLHからタバコの匂いがするから、誰か吸っているんだろうけど、それでも怖くて言えてない。


K「A!」

『あ、翼〜お疲れ様〜』

K「Aチャージしにきた」

なんて言いながら抱きしめてくる。

『お家でもやったやんかw』

K「まだ足りひん!!」

翼よりも身長の低い私は、翼の腕の中にすっぽりはまる。

Y「カラスー?うわ、、w」

K「うわってなんやねん!!w」

Y「こんなとこでやっといてよぉ言えるわw白濱が呼んどったで」

K「うっさいわw」

勇磨さんがきて解放されたものの翼は白濱さんのとこに。
きまずい。

Y「ねぇAってさーカラスに隠してることとかないの?w」

『隠してること?』

Y「隠し事って俺は無いからかさwまぁ無かったらいいんやけど」

『まぁ、あんまりない、かな』

Y「ふーん?ありそうやけどねw」

『まだ、言うべきじゃないかなっていうのは…少し』

Y「そっかぁーwwまぁカラスはなんでも許してくれるよ」

深堀しないで一定の距離保ってくれるから話しやすい。


この翼が居なくなったタイミングで、喫煙所を探す。
ちょっと迷ったけど何とか辿り着いた。

『ふぁ……やっと吸え…』

K「やっぱり」

『へっ……?』

後ろを向けば入口に翼がいた。

K「なんで隠しとったん」

『え、あ……あ、の……』
元彼の話をした。

K「俺はそんなひどいことせんよ。俺やって吸うし」
カチッと煙草に火をつける翼。

『へ、あ…そうなんや……』

K「知らんやったん?wSLHみんなヘビースモーカーやで」

『知らんかった……煙草が嫌いな人が多いイメージやってん…』

K「俺らは不健康やからw」

安心して、いつもの煙草をだす。

K「え、セブンスター吸ってんの?」

『うん…?せやけど…』

K「俺もセブンスターやねん」
ポッケからだされたセブンスターのボックス。

『え!そうなの?だから馴染み深い匂いやなって思ったんや』

K「おそろいやね」


翼は、ありのままの私を好きでいてくれそう。

#Y→←#R



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szkwluna1022(プロフ) - とっっても素敵な短編集ありがとうございます!大好きです!!リクエスト随時受付中とのことでしたが、もしよければいろんなメンバーの嫉妬や独占欲の話が読みたいです(*'ω'ノノ゙ (2023年4月4日 7時) (レス) id: 8366412aed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:コイキング | 作成日時:2023年3月6日 17時

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