超能力姉妹《SPY×FAMILY》 (ページ10)

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？「あのっ…」
「「ちちー！Aとアーニャのながさ、はんめいしたー！」」
？「！」

Aとアーニャが、ロイドのところへ戻ると見知らぬ女性が立っていた。2人を目にした途端後ろを向き、目をそらす。

「(……いけません、こんな考えではいずれ誰かに"殺し屋"だと見抜かれてしまいます…)」
「(こ…ころしや……！！)」

『えっ？ころしや？！』

テレパシーで伝わる2人の心───。
そう、父、ロイドと話していた女性は"ヨル･ブライア"彼女は殺し屋だった──。

『ちち、すぱい』
『はは、ころしや』

((わくわくっ))

少女たちは娯楽に飢えていた──。

アーニャが2人の心を読み、お互い(偽りの)パートナーを探していることを察知した。

「あぁ〜〜〜〜アーニャ、はは、いなくてさみしぃ〜〜〜」
「どうした急に！？」
「ははのそんざいこいし〜〜〜」
「Aまで！？」

アーニャの意図をテレパシーで感じ取り、Aもアーニャのマネをした。

「奥さまはご一緒では？」
「ああ、いや…妻とは2年前に死別しまして……今は男手だけでこの子らを育ててます」
「！！あの──…」

──────･･･

お互いの利害が一致し、ロイド･フォージャーとヨル･ブライアは土曜のパーティーに恋人のフリをするという約束を取り付けた。そして、代わりにイーデン校の三者面談に母役として、参加してもらうことも……。

「土曜はシッターさん頼んでおいたから、大人しくしてろよ」
「ぴーなつ、かいこんどけ」
「Aは、ちょこたべたい」
「わかったわかった」

ピーナッツとチョコレートを買ってもらい、ご機嫌な2人、その日はわくわくでなかなか眠れなかったそうだ…。

────･･･

「はは、きまるといいね！」
「わくわくっ」

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