超能力姉妹《SPY×FAMILY》 (ページ8)

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そして、合格発表の日────

「K-212、K-213……あった！二人とも合格だ！」

2人を抱き上げ喜ぶ、ロイド。父の笑顔をみて、Aとアーニャも笑顔になる。

「でかした！二人とも！」
「Aとアーニャえらい？」
「えらいえらい！！」

そのまま後ろへ倒れる、ロイド。気が抜けてたまった疲労が襲ったようだ……。

「ちち、だいじょぶ？」

Aとアーニャが顔を覗き込む、アーニャはふざけて"あたしをおいていかないでぇ"と言っている。
なんとか、3人で家に戻ると、ロイドは吸い込まれるようにソファに横になり、眠ってしまった。

「……ちち、しんじゃった…」
「つかれてるんだよ、しずかにしてよう」

Aが部屋に行き、タオルを持ってくる。
その時、玄関のベルが鳴り、郵便が届いた。

「フォージャーさん？」
「アーニャ・ホージャーです」
「これ、お父さんかお母さんに渡してね」
「はは、そんざいしない」
「！？……そう…ごめん…」

気まずそうに帰っていく、郵便屋さん。アーニャは貰った手紙でロイドの頭をぺしぺしと叩くも、反応なし。

「あ、アーニャったら！」

Aがタオルをロイドに掛けていると、もぞもぞとロイドの腕の中へ入っていく、アーニャ。

「Aもおいで！」
「わぁっ」

Aの腕を引っ張り、一緒にロイドの腕の中へ……。

「「♡」」

しかし、すぐに起きあがるロイド。

「うおぉーっ！！？なんだおまえら、オレの命狙ってんのか！？」
「ゆうびん」

Aが、届いた手紙を渡す。

「郵便？イーデン校からか」

手紙を読んだロイドは固まった。そこには、二次審査の案内が書かれていた。そう、三者面談だ。

「必ず、両親と3人で出席すること、例外は認めない」
「「……はは、そんざいしない」」