(4) ページ40
"いいですか二人とも、力の正しい使い時、それは例えばお友達をピンチから助ける時のような……"
「こ……このこのあし、ふんでたから…」
「アーニャたち、おこっちゃった…」
二人は俯きながら"ごめんなさい"と声を揃える。そんな様子をみてベッキーは瞳に涙を浮かべ感激していた。
「(あたしのために…!?)───・・・Aちゃん、アーニャちゃん…!」
そのやりとりに、ヘンダーソン先生も感心する。
「(私憤を収め、だが友のためには男子にも毅然と立ち向かうその心意気…!エレガントだフォージャー
─────・・・
「男の子を殴った…?」
二人は別室へ案内され、ロイドとヨルが迎えに来た。二人は青い顔で椅子に座っている。ヘンダーソンに状況を聞いたロイドも同じく青い顔をしていた。
「(しかもデズモンドの息子を……!?)」
「本来なら、暴力行為は問答無用で
ヘンダーソンの言葉でさらに落ち込むロイド、その頭の中にはプランA、プランBの計画が崩れていく音が聞こえる。ヨルもその後ろで特訓させたことを謝罪している。
「(入学初日に失点1……おまけに息子との仲も最悪に……)」
『ちち……おちこんでる……』
『ううっ……』
Aとアーニャもやらかしてしまった事の重大さを感じていた。
─────・・・
「はいみなさん撮りますよ〜はい右端の親子さんもっと笑って〜〜!」
集合写真を撮るため、笑顔を要求されるが、フォージャー家は誰一人笑顔を作れなかった。
特待生までの
退学までの
ダミアンとの親密度-100
128人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「原作沿い」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:神永 夕陽 | 作者ホームページ:http://id27.fm-p.jp/470/mushroom037/
作成日時:2022年6月12日 1時