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「「ふーーー、ふふ」」
満足気に2人は笑った。しかし、散らかった周りをみて青ざめる。アーニャは急いでしまい、Aもサイコキネシスを使い片付ける。
「アーニャたちも”えすぱー”だってバレたらでてかなくちゃ……」
実験体だった頃を思い出す2人……しかし、Aはアーニャの手を握り、優しく微笑んだ。
「……だいじょぶ、アーニャとA、ずっといっしょ!」
「A…うん!」
アーニャもAの笑顔につられて、微笑み返す。
──────────・・・
「あいつら部屋散らかしてないだろうな……」
情報屋から帰ってきたロイド、玄関をみるや否や、まだ見ぬ部屋の様子を案ずる……。
「…そうだった、バリケードをどかさねば…!」
わずかにズレているバリケードに違和感を感じるロイド。プロの勘が冴え渡る……。
キィ───
部屋に入り、扉の裏に隠れていた男に襲われるも、持ち前の身体能力で第一撃を避け、すぐ様カウンターをくらわせる。別の男が銃を放つが、全て避け、買い物袋に入っていた缶詰を投げ、木製の椅子で力いっぱい殴りつける。
「なんだ、こいつら……!?」
伸びてる男を見下ろし、Aとアーニャをさがす。しかし、部屋には誰もいなかった───。
(まさかさらわれた……!?こいつらの仲間が?何のために?)
冷静に考え、子どもは他にいくらでもいる、計画は一から仕切り直せばいいと考えるロイドの背後に倒したハズの男が襲いかかる───。
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作者名:神永 夕陽 | 作者ホームページ:http://id27.fm-p.jp/470/mushroom037/
作成日時:2022年6月12日 1時